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3分まとめ 「NO FLOP!失敗できない人の失敗しない技術」


どうして読んだか

けんすうさんのこのツイートがきっかけ

トラクションは読んだことがあったので、NO FLOP!を読もうと思いました。

どんな本か

新事業は99%失敗する、という前提のもと、なるべく失敗をせずに事業開発をするには、という手法を書いた本です。後述するXYZ仮説やプレトタイピングといった手法を用いて、検証を繰り返しながらデータを集め、アイデアをバリデーションするというのがコアな内容です。また、すぐに実践が可能なほどに具体的な記載がされています。

どんな人が読むと良いか

軌道に乗る前の事業開発をしているような人には、特に役立ちます。本書の考え方はリーン開発に近いのですが、この本は事業開発の初期の初期、それもアイデアを思いついたすぐ後にフォーカスされています。

使えそうな知識

XYZ仮説
アイデアを市場に対する具体的な仮説に落とし込んだもの。例えば、「パック寿司を食べる人間の少なくとも20%は、通常のパック寿司の半額程度の価格で売られていれば、セカンドデイ寿司(鮮度がそんなに高くない寿司)を試す」

xyz仮説
XYZ仮説を超ズームインして、すぐに検証可能な特定の市場に置き換えたもの。例えば、「今日のランチタイムに会社の目の前のコンビニでパック寿司を買う人間の少なくとも20%は、通常のパック寿司の半額程度の価格で売られていれば、セカンドデイ寿司を試す」

プレトタイピング
実際に開発をせずに、仮説検証に必要な最低限のサービスと同様の顧客体験を用意すること。例えば、「通常のパック寿司の値段シールをセカンドデイ寿司のシールに張り替えて、コンビニに置いておく」

身銭を切らせる
仮説の検証時には、メールアドレスの登録や、消費した時間、料金の支払いといった、顧客の身銭が材料になる。逆に、意見やいいね!は全くあてにならない。

期待通りだったか

期待以上でした。今やっているサービスの事業開発や今後作成する事業計画書にも取り込んでいきたいと思います。

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