見出し画像

気持ちの出し場所

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、分かち合いの会や電話相談が軒並み休止しています。雨宿りも先月からお休み中です。

こうした気持ちの吐き出し場所がなくなってしまい、参加されていた方や、参加しようと思っていた方、電話相談等を利用していた方はどう過ごしているでしょう・・・。ちょっと気になるところです。

わたし自身は、普段は仕事をしていてまあまあ気も紛れているし、思うことがあればこうしてブログを書くことで気持ちを吐き出しているので、コロナウイルスが流行る前と生活も気持ちも大きくは変わりませんが、それでも、実際に同じ立場の人に会い、気持ちを口にして語ること、お話を聴いている時間は、大事な時間だったと思います。

緊急事態宣言も全国に出され、全国的に外に出ることすら難しく、家のなかにこもりきりだと、気持ちもどんどんふさいでしまうのではないかなと思います。わたしの場合は、予定の入っていない週末なんかが特にそうで、夕方ごろになると胸がざわざわしたり、お腹が痛くなったり、食欲がなくなったりします。

そういうときどうするかというと、やっぱりこうしてブログを書いたり、ブログで書きにくいことは手帳に気持ちを書いたり、(ただ、「書く」ことは孤独な作業なので、ほどほどがいいと思います)生死に関わることや病気の話が出てこない(※ここがポイント)ドラマや映画を見たり、外に出て散歩をして、からだを動かしたりしています。

つらい気持ちを分かち合いたいと思って同じ自死遺族の方のブログを読んだり、知識をつけようとグリーフケア関連の本を読んだりすると、逆に具合が悪くなる場合があるので、ひとりで気分がふさいでいるときは、そういうことはしなくなりました。

いつもの日常から離れたことにより、何がどう大事だったかがくっきりと見えることが多い毎日です。(逆に、必要なかったこともくっきりわかるけど。笑)分かち合いの会という場所は、わたしにとって大事な場所でした。そしてそれはこれからも大事な場所だと思っています。いまはお休み中ですが、こうした場をずっと続けていきたいと改めて思うようになりました。

ただ、本当は、こうした場所(分かち合いの会や電話相談)が必要ない社会になったほうがより良いんだ、とも思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?