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人生を創る100日チャレンジ

最近、オンラインサロンの仲間と共に、「100日チャレンジ」に取り組んでいます。自分が設定したチャレンジは、「ギターの練習を毎日20分続けること」。ギターが上達したいのはもちろんなんですが、本当に大事なのは、ギターがうまくなることじゃないんですよ。 

なぜ100日チャレンジなのか。なぜギターなのか。

「100日チャレンジ」はSNS上でも時々話題になっていて、「投稿100日チャレンジ!」とかをよく見かけます。100日続けることで習慣化し、自分の人生を豊かにしよう、という趣旨なんでしょうね。だけど、僕が仲間と取り組んでいる100日チャレンジは目的が違う。「100日チャレンジ」することが目的ではなく、100日チャレンジを通して、自分の弱さを克服しよう、という目的があります。

これまでやってこなかったマラソンに取り組んだり、筋トレに取り組んだり、はたまた、自炊に取り組んだり。取り組む手段は様々。僕はこのチャレンジの企画を聞いて、「ギター練習」を具体的なチャレンジ項目として設定しました。

「いやいや、そんなの毎日やってるんでしょ?」と言われそうだけど、そうじゃないんです。正直に言うと、毎日やってなかった。下手すりゃ1週間触ってない時もあった。視界の端に入っていて、「あ、やんなきゃなあ」って思ってたけど、やってない。やっていても、なんとなく弾いて、練習した気になって終わっていたのが現状です。ギターは僕にとって大切な自己表現の手段。このブログと同じように、表現することで、演奏を聴いた人の心を動かしたいわけです。だけど、逃げてた。

「ギターは感性で弾くのが楽しいんだ!」っていうのも分かるけど、それは土台がしっかりしてるからでしょ。今取り組んでいるジャズギターなんて、3年近くやってるけど、まだまだ初心者から脱せていません。感性だ!って言って弾いても、心に届く音楽は届けようがないんです。発表会の度に、「また練習通り弾けなかったな。だけど、楽しかったからいいや!」って言ってたけど、そんな自分を変えたい!という気持ちに火を付けてもらいました。つまり、100日チャレンジを通して、苦手に向き合うことから逃げていた自分を克服しようとしています。

できるようになるまでやる

そう決意してもう30日が経過し。今取り組んでいるのは、1月末の発表会に向けた「Girl from Ipanema(イパネマの娘)」と「空も飛べるはず」。どちらも最初はほんっと全然弾けなくて(泣)「このままでほんと大丈夫……?」って思うくらいでした。だけど、毎日毎日繰り返していくことで、今では「イパネマ」はテンポ140でも弾けるようになり、「空もとべるはず」は間奏のソロパート以外弾けるように!取り組んできた成果が目に見えてわかり、嬉しくなってます。

テンポ140はジャズ界では遅い方だけど、僕の中ではこれまで全然弾けなかった速さです。発表会とかライブの時も120~130ぐらいで設定してもらっていて。それでも弾けてなかった。練習期間でも、初めはテンポ100からスタート。ある時、ふと「どうせならジャズっぽい速さの140ぐらいで弾きたい!」という気持ちが湧いてきて、ずっと練習を重ねてきました。

初めはそりゃあ全然弾けなかったよ(笑)だけど、一瞬だけ弾ける瞬間があって!「よっしゃ!」って思ってもう一回やると弾けなくなっている(笑)昨日弾けたフレーズが次の日には弾けなくなっていることもよくあるし、逆もまたある。それでも、取り組み続けました。その甲斐もあって、今では弾けるようになっています。そう、「できるようになるまでやる」ことで、できるようになったんです。

100日チャレンジは、人生を創る

100日チャレンジはまだ途上です。だけどここまでをふり返ると、始めたころには想像もできなかった景色を見ています。今はほかの曲を突然やることになっても、前より弾ける自信も湧いていて。チャレンジし続けなければ、見えないことがあるんですね。

でも、ここで満足しない。本来の目的は、自分の弱さを克服すること。思っていたより速く弾けるようになり、次の課題を見失いつつある自分もいます。僕自身のこれまでを思い返すと、明確な課題を示され、克服する形で人生を歩んできたことが多かったな。だからこそ、克服した時に迷いが出ていた。今もまさに、そんな状況。

そんな時はレッスンに行き、次の課題を示してもらうこともあるし、自分なりに工夫して課題を見つけたりしています。人に頼ることと、自分なりの工夫をすること。両輪に取り組みながら、自分の苦手と向き合い続けていきます。

もちろん、ギターだけでなく、仕事の中でも生活の中でも。自分の思考のクセを克服することや、人目を気にしてしまう自分の弱さを克服することも。「できるようになるまでやる」という指針を貫き、自分の人生を自分で創っていける自分へ。

100日続けることは、あくまでも手段。その先に、自分の弱さを克服している自分を描いて。

僕が自分と向き合ってきた軌跡をまとめた本。やっぱり、まず、自分から。



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