人当たりの良い策士「姦作」古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #17】
「間」「諜」「遊偵」「細作」以外にも古代中国ではスパイ(日本でいう忍者)の職名があります。名を変えるのはスパイの存在を隠し、自由自在に任務を遂行するためです。
「姦作」は姦曲のことで、表面は人当たりのいい人を振る舞って、裏で策略をねる謀略家のこと。
「行人」は旅人や諸国を巡り歩く修行僧のことで、敵味方の間を自由に行き来することから命名されました。
忍者の任務内容から命名されることもあれば、忍者の姿行動から命名されることもあります。しかしその命名の本質は敵に忍者であるという職業を隠すことのみにありました。一番大事なのは名前ではなく職務を達成することなのです。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。
🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home