見出し画像

浅はかな考えは失敗に繋がる。深く深く仕掛けるのが忍術【忍者の技と知恵 #25】

古いことわざに「水は浅きによりて声ある」と言われるように、忍術の下手な「下忍」は仕掛ける術や謀略が浅はかで敵にすぐバレてしまう。これに対して忍術の上手な「上忍」は術も謀略も深く深く、敵にも味方にもその存在を気づかせない。敵は戦に負けてもまるで原因が忍者にあったとは思わず、たまたま運が悪かったと錯覚する。

浅はかな考えは相手に見抜かれて「こいつ下心あるな…」と警戒されてしまう。深く深く考えを巡らすことでぶつかる事なく物事を完遂する。

深くというのは、表面だけではなく内面も、その一番深いところも考えて、横から見たり下から見たりと多角的な視点で物事を見ることで得られる。深く入れば全体が見え、全体が見えれば障害を避けてスムーズな行動が取れるルートが見えてくる。

画像1


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home