「間・諜・遊偵」古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #15】
古代中国では時代や国、組織によってスパイ(日本でいう忍者)の職名を変えることで存在を敵から隠し、秘密裏に任務を遂行しました。職名の付け方には些細な意味があり、名前から中国忍者の働きが垣間見れます。
「間」は隙間という意味で、敵の油断の隙間に入り込んで諜報活動や放火などの破壊工作をすることから命名されています。
「諜」は諜うという意味で、敵の隙をうかがって任務を遂行することから命名されています。
「遊偵」や「遊士」は遊び回るフリをして敵を油断させ、その隙に目的を達成することから命名されています。
名前にはそれ相応の意味があり、職名から自分の役割を考えて知ることができます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。
🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home