恐怖を乗り越えた確実な自信を手に入れる【パルクールが上達するためのマインドセット】

パルクールが上達するコツは、頭の中のイメージと実際の身体の動きのズレを修正することだと以前書きました。（運動神経とは何か？【運動能力を上げるために一番大事なこと】以下リンク）が、今回はパルクールをしていれば絶対に出会ってしまう「恐怖」を乗り越えて上達するコツについて書いていきます。

パルクールをする上で感じる「失敗するかもしれない」という恐怖

恐怖を乗り越えるには、実際の身体の動きと、できないかもという思い込みのズレを修正していくのが大事です。

（もうちょっと細かく言えば、身体能力はあり、確実に技が成功するのに頭が自己否定的に物事を考え、できないと思い込んでいる状態を修正する。）

パルクールに伴う恐怖は「失敗するかも…」という恐怖です。この恐怖の原因は「技が成功するかどうかわからない…」という不安によるものです。

不安の根元にあるのは「自分の能力とマインドのズレ」

この不安を生み出している根元の思考は2パターンあります。1つ目は身体能力がまだ足りなくて、失敗することが確実で、恐怖が事実であることです。2つ目は身体能力は足りていて、身体的には成功するはずなのにマインドで失敗する可能性があり、恐怖は単なる自己認知のミスであることです。

「自分の能力とマインドのズレのパターン２種」
①身体能力が足りない。失敗は確実で恐怖は事実である。
②身体能力は足りている。しかし、マインドが悲観的で失敗する可能性があり、恐怖は自己認知のミス。

1つ目は身体能力が足りないので正しい恐怖の感じ方です。人間が恐怖を感じるのは防衛本能によるものなので、自分自身の脳はしっかり働いていたことを誇って、練習に励んでください（笑）

2つ目はマインドで負けているだけなので、間違った恐怖の感じ方です。マインドセットをし直して、自分の持っているパフォーマンスを最大限発揮できるようにしましょう。

成功するためのマインドセットに直すには

マインドセットの直し方は一朝一夕ではいきません。日ごろの練習から、自分の身体能力の最大値を意識して「この距離なら跳べる」と頭に繰り返し覚え込ませます。すると、徐々に考え方や認知の仕方が変わってきて、恐怖を乗り越えて確実性のある勇気を持つ事ができます。

安全な場所で練習を重ねて、自分の成功を意識的に実感し、いざ屋外での実戦では成功体験を信じて頭の中を空っぽにし、パルクールを行えば最高のパフォーマンスが発揮できます。

パルクールを実践するトレイサーで、恐怖につまずいて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

（注：最高のパフォーマンスとは、自分の現能力の最大値（限界値）内でのパフォーマンスです。）