人と人を円滑に繋ぐのは信頼「信」上忍の条件5【忍者の技と知恵 #130】

最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍じょうにん」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。

第5個目に出てくる上忍の条件は「信」嘘をつかず信頼できることです。
忍者は私利私欲のためではなく、主君のため、国のため、民のために働きます。自分のためではなく、他者のために働くというのは人と人の関係が必要になります。誠意ある心と行動で「信」を示し、人の信頼を得ましょう。

上司とのコミュニケーション、顧客とのコミュニケーション、人と人のコミュニケーションを円滑に繋ぐのは「信」あってこそです。相手に疑いを与えれば意思疎通は悪くなり、全体としてのパフォーマンスが下がります。信用ある関係を築きパフォーマンスを上げましょう。

上忍の条件・心身の項目「信」

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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