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上司(指揮官)が部下を理解することで高いパフォーマンスを得る【忍者の技と知恵 #36】

忍術秘伝書『万川集海』には忍者に必要とされるスキル「忍術」が全21巻におよび記されています。膨大な内容ですがそれらは概要であり、本来は師匠について長い年月をかけた指導、修行を経て会得できるのが忍術と言われます。

『万川集海』で初めに教えられるのは「正心」という忍者の持つべき精神性でしたが、続いて2番目に教えられるのは「将知」です。

「将知」は忍者を扱う立場である将軍が知るべき忍術の基本です。どんなに忍者の能力が高くても将軍にそれを使いこなす力がなければ意味がありません。使いこなすためには相手のことを知る。忍術について知っておかなければならないのです。

「将知」は指揮官たる上司が部下を上手く扱う、能力を最大限引き出し高いパフォーマンスを生み出すための話です。正心の話の次にされるほど重要なことで、具体的な技術(3番目以降の忍術)よりも重要視されています。能力はコントロールできなければ存在価値がなく、コントロールできない力はマイナスにしかなりません。

将知


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home