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忍術的視点による防災戦略について考えてみた

軍隊の「早期警戒システム(C4I)」を応用すれば自然災害に対する対処・対応能力が上がるんじゃ無いかと思ったけど、自然は人間みたいに具体的な行動をしないから察知しづらいのか…と思ったとき

忍者は「天地造化の如し」と自然のような作戦行動を求められることを思い出し、それはつまり自然という存在は極めて人に感知されにくいんだということを改めて理解させられる。

察知しにくい自然災害と後手に回る人間

自然災害は探知しにくいし、人間は必ず後手に回る

奴らの行為は極めてシンプルで、地震・洪水・大雨によって建物・ライフライン・道路を破壊、分断する。津波はそれに加え直接的に人をさらう。

後手に回るってのはこれらの事態に人間が囚われて次の行動選択ができないってことであり

それは忍術計略の目的に近く、忍者は敵軍の後方から忍び寄り城陣に火をかけ、建物や装備を破壊し敵兵の混乱を発生させて連携を低下させるようなものだ

災害発生に意識が囚われ判断を間違える

発生した災害に意識が囚われていると、判断の低下が起こり、行動が低下する。二次災害に繋がり人的被害が一気に広がる。広がり出すと対応のいとまがない。

災害時にこうならないために予め備えるのが防災訓練なのだが、市民みんなが真面目に訓練を受けるというのは現実的にない。

災害対応の専門部隊を用意・訓練する戦術・戦略的な災害対応

ということで、被災する現場レベルで訓練されてないのは仕方ないので、戦術・戦略レベルで迅速に対応できるように政府や地方自治体が訓練を積み、災害対応の専門部隊を編成しておき、混乱する現場を早急に救い出し、落ち着かせて、結束し事態に対処して終息するようにできれば人は助かるかと思う。

人間が最も混乱するのは人との繋がりが絶たれて孤立状態に陥ったとき、自分1人では何もできないと思い込みパニックになるから、状況を冷静に理解できなくなり=混乱となる

忍術は計略によって敵兵の意識をパニック状態にさせて心理的に孤立状態を作り、意識と行動力が低下したところを武士が攻めて制圧するような戦い方をとる。

逆説的に考えれば、人との繋がりがあることを感じさせれば心理的に安心し、冷静さを保ち安全に行動できるということになる

災害現場で繋がりを意識させる

災害時に戦術・戦略的に大事なのは、現場で被害を受けている個々人が分断されず繋がっている感を感じさせ、被災現場レベルでは打開策を見つけさせることかと思う。

後方支援部隊(災害の被害を受けていない場所から救助支援部隊)は自分たちの到着や作戦行為を現場に示唆し、これを打開策だと認知させれば、自然と全体は結束する。

結束した状態なら心にゆとりも生まれるので、結束しきれない人間も救助できると思う。

C4IにAIを組み込みリアルタイムで状況を解析させ、救助部隊を運用する

気象庁などの各種観測機能をC4Iによって連携させて、災害発生と被害を予測し現場に事前警告を行う。(これくらいは実際に行われてそうか)

さらにC4IにAIを組み込み、災害発生時は各地域の災害レベル(災害の攻撃力のようなものか)と被害状況(攻撃を受けて実際に発生する被害)をリアルタイムで集計し、政府や地方自治体が持っている救助部隊や避難物資などのリソースをどこに集中すべきかを計算させ、救助部隊の統括指揮官がそれを元に作戦を決定し各所の救助部隊に指示を出して現場対応させる。

これら被害状況の変化やリソースの運用はアプリか何か(特務機関NERVのアプリにでも組み込めれば…)でリアルタイムに可視化させ、指揮レベルから被災者レベルの人間までが常時それを確認できるようする。

災害対応状況を可視化させ、人と人の結束力を高めて自然と戦う

被災者はアプリによって救助部隊がどれくらいで到着するか?近隣に同じように被災している人間がいるか?を認識して安心し、被災者同士で連携し、また救助部隊とも連携して災害に迅速対応できる。

被災者の心的状況は兵法で言うところ「籠城戦」に近く、城にこもっての戦いは援軍が来ることが前提であり、援軍が来るから兵は気を保ち戦い抜くことができる。被災地に留まっての戦いは救助部隊が来るからそれまでは頑張ろうと思えるものだ。


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