武術とは何のためにやるのか?忍者と武術の関係

忍術と武術は違う。忍術は忍者が諜報活動を行う上で必要とされる術技を指し、武術は敵と対峙したときに闘って生き残る術技である。

忍術、修行を通して自分自身の能力の限界を知り、弱さを知り、強さを知る。忍術は忍耐の術、困難な状況でも耐え忍び生き残る。楽を知るには辛いことを知らなければならない。生を知るには死を感じなければならない。

武術は生死の極限状態で生き残るための術技。武術稽古を行うことで死を実感することができる。死は頭で考えてわかるものではないかもしれない、心で感じるものかもしれない、本能的に察するものかもしれない、これらが全て誤りかもしれない、また正解かもしれない…だからそれを知るために武術稽古を行い、生死を仮想ではあるが体験する。

死や痛みを感じれば安易に人を傷つけることはなくなる。生を感じれば生きることの代償や意味を考えることになる。生死を感じ考えることで、困難に耐え忍ぶ術である忍術の意味は深みを増す。

相手を知り、自分を知る。弱さを知り、強さを知る。表を知り、裏を知る。全てを知った上で現実に向き合い、乗り越えて生き残る。本質的だが、現代社会において忘れがちなことを忍術は教えてくれる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home