足場が悪くても、しっかりと踏み込めるコングヴォルトの方法
パルクールはどんな場所でも問題なく移動できることが必要です。地面が硬くても、ぬかるんでいても、砂利でも、安定してコングヴォルトができる方法について説明します。ポイントは5点です。
①助走は、腰を落として視点を下げる
②踏み込みは、足を前後に開いて地面を押すように
③腰を浮かせる意識で跳ぶ
④手をつく時は柔らかく
⑤着地は片足ずつ
これは、武術の走法や運足を元に研究した動き方になります。
コングヴォルトが苦手な方、上手くいかないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
①助走は、腰を落として視点を下げる
助走をする時は、腰を落として視点を少し下げて入りましょう。あまり飛び跳ねて走らないように、歩きやすい歩幅で助走をします。
腰を落とすのは空手などの武術の基本です。安定感を出し、助走のエネルギーをしっかりと前方向に伝えることができます。
目の前にオブジェクトがあると、焦って助走が大股になったりすることがありますが、ゆっくりと助走をするようにして直していきましょう。
②踏み込みは、足を前後に開いて地面を押すように
踏み切る時は、足を前後に開いた状態で踏み切りましょう。これはパワーステップと言います。逆に、足を閉じた状態で踏み切るのをダブルパンチと言いますが、これは使い勝手が悪いのであまりオススメしません。
パワーステップは、足を前後に開くことにより安定感が生まれます。しっかりと両足を踏み込んで、両足で地面を押すようにして跳びます。この跳ぶタイミングに合わせて、腕を前に投げ出すように振りましょう。
地面をしっかりと踏み込むのは、足場が悪い時に特に有効です。宮本武蔵の書き記した五輪書に書かれている「かかとを強く踏み込んで歩く」を参考にしています。
③腰を浮かせる意識で跳ぶ
体を浮かせる時の意識は、膝を引き上げるのではなく、腰から引き上げるようにしましょう。踏み切ったら、腰を浮かし、脚をたたみ(股関節と膝でコンパクトに折りたたむ)ます。脚をたたんだ時の勢いもジャンプのエネルギーになります。
腰がしっかりと浮けば、足がオブジェクトに引っかかることはありません。足が引っかかる時というのは、膝からおりたたむ意識の時です。これだと、腰が上がらないので、足も上がらずオブジェクトに引っかかってしまい危険です。
武術では、腰の動きをよく意識します。歩く時や、突きを出す時、蹴りを行う時などで腰が重要になります。腰の位置、使い方を意識することが大事です。
④手をつく時は柔らかく
投げ出した手は、オブジェクトに着くのではなく添えるくらいの意識にしましょう。肘を柔らかく使ってオブジェクトに着きます。肘をピンと張ってしまうと、衝撃が強すぎるので痛いです。
手を着いた後に、余裕があればオブジェクトを押してあげましょう。オブジェクトは押さなくても、手を着いた反動で体が浮きますが、このタイミングに合わせて腕を押すとより飛べます。
⑤着地は片足ずつ
オブジェクトを跳び越えて、着地をする時は片足ずつ地面に下ろしましょう。片足ずつだと、着地後にすぐ歩き出すことができていいです。
膝は、柔らかく曲げるようにして着地の衝撃を逃がします。着地後にそのまま走ることで、着地の衝撃を前に逃がすこともできます。急に止まろうとすると危険なので注意してください。
練習方法は追記します
練習方法についてはまた別で書こうと思います(長くなっちゃったから笑)
また、より上手くコングヴォルトをするポイントについても別で書きます。
コングヴォルトがなかなか上手くいかないな〜という方、苦手なポイントだけでも試してみてください。
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