逃げられない選択と決断、トロッコ問題を解決するための忍者の戦略【忍者の技と知恵 #282】
急な選択を迫られたとき、どちらを選んでも損をする(何かを失う)ような事態だとなかなか決断ができないものです。選択に明確なメリットが見えていれば迷いはなく簡単に決断できますが、いつもそうとは限りません。
忍者は敵に捕まったとき、敵方に寝返るフリをして、敵味方を自由に行動するダブルスパイになる「弛弓の術」を使うことがあります。
しかし、ダブルスパイも簡単なものではありません。ときに、敵は捕まえて寝返らせた忍者を味方陣の近くまで連れてきて、目の前で偽情報を話すようにと指示してきます。
寝返りが嘘な忍者にとって偽情報を話さなければならないのは困ります。しかし、ここで指示に従わなければ寝返っていないと見なされて殺されてしまいます。
いわばトロッコ問題のようなもので、右も左も回避できない状況は忍者の仕事にはつきものです。事前に最悪の事態を想定して、決断方法や事態回避の用意を周到にしておくことが大事になります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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