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思考と心の乱れをコントロールする【定期鬱の対策】

定期的にくる鬱、ネガティブになる周期を知るはなし

一月に一度ネガティブになる時期がある。たぶん女性の生理周期に似たもので、高校生くらいからあるのだが、このネガティブに心が乱れるのはまあ厄介だ。放置すると意識が全部ネガティブなイメージに持ってかれて本当に辛くなる。

実際にデータを取ってみると、ネガティブになる日は4週おきに来て(ポジティブ〜中間〜ネガティブ〜中間の4週)、一番酷い日がその週の真中で陰が極まるので僕は「太陰」と呼んでいる。太陰の前後3日はネガティブに振れやすい。さらに太陰を細かく見てみると午前か午後か夕〜夜のいずれかで、その中の2〜3時間ほどが最も辛い。ネガティブな時期にいる自分はずっとこの抑鬱な感じが続くのだろうと不安になる。

不安になりまくった結果データを取ることにして自己認知を正確にするようにした。加えて忍者修行で得た知識と自己コントロール力によってだいぶ状況が冷静に見えてきた。ちなみに太陰の元ネタは忍者の行う占術「易」の基本思想になる陰陽説から。

乱れてるのは心(感情)ではなく脳(思考機能)

要は心が乱れてるのではない。乱れは単なるリズムで安定しているときもあれば不安定なときもあるのだ。乱れてるからネガティブな要素を拾いやすくなっている。

人の意識は常にあれこれいろんなことを考え出してはすぐ忘れていく。このいろんなことは感情的に考えれば陰(ネガティブな要素)と陽(ポジティブな要素)に分けられる。思考機能が冷静さを保っている(思考優位)と陰も陽も感じず流す※1のだが、何かしらの原因によって思考機能が低下すると感情が優位になり陰を拾いだす。陰を一度拾うとそこからより深くネガティブな方向に思考が展開してしまい抑鬱になる。

※1 ボーッとしてると「夜ご飯どうしよう」とか「昨日のテレビ面白かったな」とかあれこれ思い立っては消えていくあの感じ

単なる情報と感情を分離して考えて落ち着く

そもそもどんな情報にも喜怒哀楽といった感情的要素はない。猫がねこじゃらしで戯れてるのは本能的にそうするシステムであって、楽しいからやっていると思うのは人間の感情的な視点による解釈だ。整列して並んでいるときに前に人が割り込んできて嫌な気になるというのも、整列することで円滑に物事が進むというシステムが崩されて目的達成にエラーが発生したという事を感情的に嫌だと解釈してるといえる。

難癖をつけて文句を言うクレーマーも、彼の中で何かしらのシステム的な問題があってそれを感情で表現してると捉えると怒りという感情は副産物で実害は無いので冷静にこちらは対処できる…かもしれない(文句を言うのが目的の場合がほとんどだろうが)

中国人がいつも大声で怒っているように聞こえるのは、怒っているように聞こえているだけで怒っているわけでは無い。実際は彼らの言語の特徴として発声をしっかりしなければ単語の聞き分けができないからであり、こちらがそれを大声=怒ると誤認し、萎縮してしまい会話を嫌と感じているにすぎない。

人はフラットな情報を感情を通して解釈しがちである。単なる情報としての側面と、感情的な側面を分離して考えることで相手の意思を正しく受け取ること、そして自分が自分の感情に流されないようになれる。

思考機能が低下して感情的になる4つの原因

思考機能が低下して感情的になる原因は(脳のリズム以外で)ストレスや体調なのだがこれは4つに分類できる。

⑴ 外的心理疲労…他人の言動によるストレス
⑵ 内的心理疲労…自分の中の思考・感情で生まれるストレス
⑶ 生理疲労…感覚器官や内臓や生理の機能不全など
⑷ 身体疲労…肉体的な疲労や怪我など

この4つのうち3つ以上の疲労が重なると確実に思考機能は低下する。2つ以上だと症状が出始める。1つなら何とか持ち堪える。

太陽(ポジティブな時期を僕はこう呼ぶことにしてる)の週はこれらの疲労の影響を受けても思考が安定に機能しているのでネガティブに反応することは少なく鬱まで落ちることはない。しかし太陰の週は思考が機能不全で、そこに重なるように疲労がくると感情機能が過剰に反応して鬱へと進んでしまう。

ネガティブになる原因がわかること=自分を客観視できている

自分が感情的にネガティブな方向に傾いていることに気づいたら、まずこの4つの疲労ダメージを受けてないか?自分を調べてみる。ダメージを受けていれば、それが原因で思考機能が低下して※2、半自動的に作動する感情機能が表に出てきてネガティブ※3になっていると知れる。ここまで来ればネガティブになってるのは自分の本意ではなく脳の機能であるから「しょうがない」と客観的に見れる。

※2 本能的な疲労回復にリソースを使うために重要度の低い思考機能はリソースを削減される

※3 疲労状態では本能的に身を守ることが優先されるためネガティブな情報を拾い出す。つまり悪い状況から逃げるためにまず悪い状況に意識が集中する逃走闘争本能。

しかし見れたところで感情そのものをコントロールできるものではない。できることはネガティブがネガティブを産む負のサイクルを断ち、感情の一憂に振り回されないよう意識をコントロールし、リズムの乱れが去る時を待つのみである。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home