見出し画像

忍者修行「断食」で心と体の余裕を作る【忍者の断食:前編】

「苦行」心を鍛える忍者の修行とは

忍者は日頃から身体を鍛え、技を磨き、様々な知識を蓄えて取得するほか、どんな困難な状況でも立ち向かうためのメンタルを鍛える修行も行いました。

心を鍛える修行には「苦行」と呼ばれるものがあり、その名前からわかるように”苦しいことをあえて行い、非常時でもこれくらいなら乗り越えられる”という気持ちを身につける修行です。

また、苦行は九業とも呼ばれ、9種類の行法があります。

<苦行(九業)>
①整息・止息
②不動・無言
③断食・大食悪食
④脱衣・着衣
⑤断火・断水・断塩
⑥忍恥・広言
⑦耐痛・耐搔痒
⑧耐寒暑
⑨不眠・耐便意・不休

その中でも、わかりやすく気軽に始められる忍者修行「断食」の始め方とメリットについて説明しましょう。

「断食が得意な人、苦手な人」断食を始める前に考えること

始めに、断食が得意な人と苦手な人がいます。初めて行う際は、自分がどちらのタイプかを下のリストを参考にして、自分に合った方法で断食にトライしてみましょう。

<断食が得意な人>
・日頃、三食決まった時間に食べる習慣がない
・たまに一食抜いて過ごすことがある
・一日二食、あるいは一食で生活している
<断食が苦手な人>
・日頃、三食決まった時間に食べる
・小さい頃から三食しっかり食べて過ごした
・間食をよくとる

断食が苦手な人というのは、お腹が空いて耐えられないというのが原因ではなく、体が毎日三食摂取することを覚えてしまっており、食事を抜くという狂ったリズムに耐えられないのが原因だと考えられます。

人は食事を取らなくても、脂肪によって動くためのエネルギーは補えるので、健康な人間であれば1ヶ月は食べなくても生きられます。(体重は10kgほど落ちるそうです)

胃の機能が、食べ物が全然送り込まれないことに驚いてリズムの不調を起こし、体と心理面に不安を与えるが断食が苦行であるゆえんです。不安定なリズムに適応できる体とメンタルを持つことができれば断食はクリアできます。

なお、断食が苦手な人が無理に頑張って朝昼夕の三食断食をすると、夜にお腹が空きすぎて腹痛や吐気が出ることがあります。これは、前述した通り食べ物を食べていないのが原因なので、ゆっくりとご飯を食べれば落ち着きます。気持ち悪く、吐き気があるときはトイレで吐いてしまっても大丈夫です。そもそも胃に食べ物がなく、あっても水くらいなので吐いて出てくるものが無いです。この場合、吐いてしまった方が気が楽になって良いです。

後編に続くー


🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home