表れた問題の本質を探り、根本から解決する。【忍者の技と知恵 #256】
忍者は敵の機密「作戦・謀略」の情報を入手し、隙を見つけて混乱を生み、自然と自滅するよう術を仕掛けます。これら情報戦技術の総称を「忍術」と呼びますが、どんな複雑な忍術であってもその基本は「謀」「佯」「紛」「隠」「帰」の五つに分類されます。
「帰」は裏切りです。敵内部に協力者「返忍」を作り情報を得たり、偽情報を流すなど謀略を仕掛けます。これを防ぐには、返忍を発見したら寝返った経緯や理由を聞き出して、仲間に戻るように説得します。お前は悪者だ!と真正面から責めては問題解決はできません。
帰を仕掛けられたことで組織のシステムや人間関係に元々問題があることがわかります。返忍を責めて罰を与えても、それは表面的な対処療法であり、本質的な問題解決にはなりません。表れた問題の本質を探り、根本から根絶するように対処しなければなりません。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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