見出し画像

【創業100周年】時計メーカーCITIZENで感じる、神秘的な空間展示

CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展
(スパイラルガーデン スパイラル1F)

創業100周年の時計メーカー「CITIZEN」のこれまでの歴史と、これから向かう未来、そして、ここにある「今」、私たちを取り巻く時間を祝福して、喜びと感謝を伝えるために開催。展示内容は、CITIZENの時計メーカーとしての信念を表現したものです。

〈展示内容〉
・01. LIGHT is TIME
・02. Synchronized Time
・03. Making Time
・04. Thinking Time
・05. Discovering Time 
・06. Tuning Time
・07. Encountering Time
・08. CITIZEN Shop

星の舞う宇宙のような空間

〈01. LIGHT is TIME〉

たくさんの時計のメカが、螺旋を描いて配置され、吊り下げられている。

宇宙の中を漂っているように感じる空間は、とても綺麗で、神秘的に感じます。

上下のライトによって、時計のメカを照らしているが、ライトの光量は時の流れを表すように明るくなったり暗くなったりして、その光をメカが反射させる光景は、同じ機械が天井から吊るされているのでは無く、一つ一つが個の存在であり、星のように見えました。

単純な仕掛けなのに、こんなにも特別な体験ができるとは思いませんでした。ARやVRを使わなくても、物理的な仕掛けでワクワクする体験ができます。

もしかしたら、テクノロジーを使わないで、物理的な仕掛けの方が人間の五感にダイレクトに情報が伝わる(必要な情報も、不必要な情報も)から楽しいのかも知れません。

1秒で世界がこんなにも変化する

〈02. Synchronized Time〉

机の上は数多くの時計が並び、せわしなく時を刻んでいます。壁面のスクリーンは、1秒間の世界の変化(出来事)を、1秒ごとに差し代えながら映し出しています。

1秒というほんの一瞬で、自分たちの住む世界がどれだけ変化しているのか?世界の進み具合を視覚的に感じることができます。

また、ほんの1秒間しかスクリーンに映らない、1秒間の世界の変化(出来事)は、「普段の生活で気づかない、気づけない変化」であることを表しているように思いました。

世界は見るのでは無く(もしかしたら、見ることができないほどの早さで進むから)、感じるものだと言われているようにも思います。

普段は感じられない、気づかないコトに目を向けさせるデザイン

デザインには、心を動かす体験が必要

本展示は、時間・時計というテーマのもと、「自分の感じる時の変化」と「世界の感じる時の変化」について表現されていたと思います。

単純なモノを使って、見せ方を考えることで神秘的な体験ができる。展示を通して、デザインには、心が動かされる体験が必要だと考えました。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home