受け入れるリスクと受け入れないリスク。目的達成の忍者のリスク管理【忍者の技と知恵 #279】
取引というのは、お互いに利益になるような提案をし、要求を受け入れてもらうものですが、そこには必ずリスクがあります。どの程度のリスクなら受け入れてもいいのか?その判断が重要になってきます。
忍者は敵に捕まり寝返っても、実は表面的に寝返っただけで味方と密かに通じ、ここぞというときに仲間に戻って敵を打ち破る「弛弓の術」を使います。
忍者が寝返るとき、敵はリスクヘッジのために忠義の契約書と家族の人質を要求しますが、寝返りが実は嘘な忍者にとって、これは大変なリスクとなります。
忍者は契約書については「喜んで書きます」と言って、人質については「主君の手の中にあり、今すぐに連れてくることはできませんが、時をみて連れてきます」と言って対処します。
敵は忍者に対してリスクを与え、忍者はそれをのむことで信用を得ることができます。目的達成のためにはリスクを負わなければなりませんが、契約書と人質ではリスクの重さが変わります。
発生するリスクの軽重を考え、それに応じて事前に行動を決めておくことがリスクヘッジです。発生するリスクと自分の目的を比較し、プランを立てて備えることが重要です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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