見出し画像

孫子の「五間」敵国内に仲間を増やす3つの忍術【忍者の技と知恵 #21】

世界最古の実践兵法書である「孫子の兵法」には孫武が編み出した忍術「五間」が記されています。五間は「郷間・内間・反間・死間・生間」の5種類の忍者運用法といえ、指揮官が忍者を扱う基本となります。

郷間ぎょうかん」は敵国の住民を利用して諜報活動や謀略を行うこと。敵国民を言葉巧みに仲間にし、協力者となってもらいます。

内間ないかん」は敵国の官僚を利用して諜報活動や謀略を行うこと。内政に不満を持つ官僚などを仲間に引きこみます。

反間はんかん」は敵忍者を利用して諜報活動や謀略を行うこと。自国に潜入していた忍者を捕まえて寝返らせます。

これら三間は敵国民を協力者として利用する忍術で、そのうち「郷間・内間」は忍者でない者を忍者のように扱うことになります。敵内部にサポーターがいるのはスムーズに事を運ぶのに重要です。

郷間、内間、反間


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home