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人はなぜ動くものに魅力を感じるのか?プロダクトデザインへの応用

人は四季の変化や、車の走りを見て感動することがあります。そこで、なぜ動き(人間、動物以外の動き)には魅力を感じるのか?考えてみたいと思います。

目次
・3種類の動きについて
・動く=生きている?
・動きの興味とは「危険 or 理想」
・魅力のあるプロダクトデザインとは?

3種類の動きについて

動きの魅力について考える前に、世界にはどんな動きがあるのか?大まかに分類してみようと思います。ここでは、人や動物など生物の動きについては除外します。

・自然の動き
植物の成長や、四季の移り変わり、太陽や月による昼夜の変化といった動き。自然の変化の美しさに感動することがあります。


・人による動き
車や鉄道、飛行機などの乗り物、工場の自動ロボット、プログラムされたコンピュータなどの動き。機械や車の力強いパワーに魅了されることがあります。


・人と自然の間の動き
クリーンセンターから登る煙、ロウソクの火、湯船につかった時の波など、人の手によって自然現象をおこした動き。予測のできない現象に興味を惹かれることがあります。

動く=生きている?

人はなぜ動くものに魅了されるのでしょうか?生きているものは通常、心臓を動かして血液を送り、体を動かします。人は、動きのあるものに対して生命を感じ、魅力的に思うのではないでしょうか?

動きの興味とは「危険 or 理想」

動くものに興味を惹かれるのをもう少し具体的に考えてみると、そこには危険と理想という感情があると思いました。

危険とは、目の前にある動くものが自分に襲いかかってこないか?安全なのか?を見極めるための生存本能による反応です。

理想とは、自分も目の前の動くもののように、しっかりと生きていたいという気持ち。生存本能による生きるという願いを、目の前のものに投影しているのではないでしょうか?

魅力のあるプロダクトデザインとは?

時に、人はは色々なプロダクトに美しさなどの魅力を感じることがあります。僕は、プロダクトが魅力的に見える1つの要因として、モノを使う時に必ず動きが伴うからでは?と考えています。

プロダクトデザインが完成される時とは、デザインが完了した時でも、商品をユーザーが購入した時でも無いと思います。そのプロダクトが人の手によって使われた時に、初めて完成されるものだと思います。

そして、プロダクトデザインは、そのモノが使われている時に一番魅力的に見えるようにデザインされているのがいいと考えます。

(例えば、車なら走っている時、飛行機なら空を飛んでいる時のようにです。)

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