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組織全体が動く前に、先行してリスク確認を行うのが忍者の仕事【義盛百首 忍歌6】

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「陣替えの 用意のあらば 窃盗(しのび)には 先立ちて行き 案内を見よ」
忍歌 義盛百首 第六首

【現代語訳】軍が陣地を移す場合、忍びは先行して地形・敵情の調査を行う。

【解説】大部隊が行動を起こす準備中、先行して忍びは調査を行う。まずは少数で出て安全確認、相手より自分の方が優位か?行動にメリットはあるか?を調査する。

【超訳】新企画を実行する場合は、まずは小規模(少人数)で試験し効果を確認する。試験データ、その他の調査データを元に大規模(組織全体)に実施すべきか検討する。多量のデータによる推論と、小規模な試験による実論を組み合わせて判断する。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


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