自他の力量を比較する。忍術は情報戦①【忍者の技と知恵 #60】

忍術は情報戦です。闇夜に紛れて敵陣に潜入するのも、変装して敵国に潜入するのも主な目的は情報収集です。収集した情報を元に敵の力量を分析し、弱点を探して実際の戦いに活かします。

情報分析のポイントに「五事ごじ・七計しちけい」があります。五事とは「道」将軍と家来、君主と国民の繋がり、「天」天候や時間、タイミング、「地」地形や距離、「将」将軍の能力、「法」軍事力、兵の統率力、兵の能力です。

相手の五事と、自分の五事を比較してどちらが優勢か？が分かれば、自分の強みを活かして、敵の弱みに攻め込むことができます。

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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