些細な事にいちいち気にしない！正心の条目④【忍者の技と知恵 #84】

忍者・忍術において最も重要なことは「正心」という正しい心です。万川集海では、忍者は正心を持ちその心を貫き通せば大きな成果を得ることができるといいます。

正心を身につけるための7つの心がけ「正心の条目」4つ目は「忍恥にんち」です。忍恥は恥を忍ぶという意味で、些細な恥、恥ずかしいと思うことを気にしないようにします。気にしなくてもいいことに気を取られ、本質を見失って行動し失敗することに注意しましょう。

人の目を気にして行動できないのは自分自身のためになりません。人の言うことをいちいち気にして怒ったり憂いたりするのは自分の行動力を低下させます。それらは胸の内に「恥」と感じる心があることで起こるエラーです。忍恥の精神を身につけて人に惑わされないようにしましょう。

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

Supported by Shinobi Design Project
Shinobi Design Projectは日本伝統の忍術の研究と実践を行い、その技術と知恵を活かした活動をしております。主な業務としてグラフィックデザイン、イラストレーション、プロダクトデザインなどのデザイン・製作を個人・小規模事業者をメインに受け付けております。お気軽にご連絡ください。