忍者に必要な心を掴み説得する文章力「文才」上忍の条件30【忍者の技と知恵 #155】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第30個目に出てくる上忍の条件は「文才」です。
文才があり、読み書きが得意であることは忍者に必要な素質です。敵を謀略の罠にかけるとき、偽書を用いて仲違いさせたり仲間に懐柔することがあります。相手の心を掴む文章力、本物だと思わせる筆跡は忍術において重要です。また、敵の密書を読み解いたり、将軍からの指令書を理解する読解力、任務の調査報告書をまとめるのには文章力が必要です。
なにも物語を書くだけが文才ではありません。文字を書くこと全てに必要な能力が文才です。LINEやメール、文字ベースでコミュニケーションを取ることが多い現代、短文で相手に正しく伝える文章力や相手の心に響かせ動かす文章力は大きな力になります。
また、仕事において報告書や記録をまとめたりすることが多いものです。文章は物事を客観視させ、上手くいったことや改善点を再確認できます。上手な文章は情報を他人と共有することができ、時間が経っても簡単に確認することができます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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