忍者のプロ意識と将軍のプロ意識が問われる禁忌三箇条【忍者の技と知恵 #48】

忍術秘伝書「万川集海」には、禁忌三箇条として、忍者を運用する上で必ず守らなければならない厳格なルールが3つ定められています。

その中の1つ目が「忍者という職業を隠す」忍術を生業なりわいとする者、つまり諜報活動を行うスパイ自身は職種を常に隠して平和な時から戦いに備えなければなりません。また将軍も、忍者を活用していることをい他人に気づかれないように注意しなければなりません。

禁忌三箇条の一条目は「忍術を職にする忍者のプロ意識」と、その「忍者を扱う将軍のプロ意識」が問われます。国家レベルの重大案件を取り扱う人は、平時でも有事でも変わらずに、常日頃から意識をどこに置くかが重要です。

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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