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人はどうやって相手を理解しているか?【忍者の技と知恵 #384】

人は相手が何を考えているか?を予想して、相手の実際の言動を見て答え合わせをし、その人を理解します。これを逆に利用すれば、自分の意図を相手に理解してもらうことも可能かもしれません。

忍者は敵城陣に忍び込むことがありますが、中に入るには合言葉が必要です。この合言葉は毎夜変えたり、朝晩変えたり、出撃するときに変えたりと頻繁に変わります。陣中で雑務をこなすアルバイトの雑兵であればうっかり忘れても仕方がないと思われるので、忍者はこれに変装して紛れ、忘れたようにとぼけて合言葉を答えます。

これは相手が納得する理由づけ「頻繁に変わるから忘れることはある」や「アルバイトの雑兵だから」を作ることで、相手に仕方がない…と許す隙を作っています。

忘れたようにとぼけて合言葉を答える


万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home