肩が凝る・腰が痛む…凝りや関節痛の原因になる動き方【全身を繋げて使う:中編】

身体を絞めることで大きな力を発揮する【全身を繋げて使う:前編】
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体が凝る・関節が痛む原因

肩が凝ったり、腰が痛かったりするのも身体の繋がりに原因があると僕は考えます。

肩が凝るというのは、緊張した状態になり肩周りの限定された筋肉のみに力が入ってしまっているために疲労して起こります。

腰が痛いというのは腰回りの筋肉のみの力に頼り、背中や脚回りの筋肉を連動して使わなかったことで負荷をかけてしまい起こしていると考えます。

どちらも変に緊張した状態で力を使おうとすると発生する症状だと思います。

身体をほぐして力を抜き、ゆったりと呼吸をする。全身が繋がって動くイメージを持ち動作を行うとこれらは改善されます。
(僕の経験上ですが)

立ちブリッジをしてみる

立ちブリッジを例に動きを解説してみます。綺麗なブリッジとは脚・腰・背中・腕・首が繋がったようにアーチを描いている状態だと思います。

立って行うのでできるだけ安全に手をつけるように最初は膝は曲げ腰を少し落とします。上半身はしっかりと反り返りいつでも手がつけるような体制を取ります。膝をゆっくり上げ腰を反りながら手をつきに行きます

綺麗なアーチを描くためには全身を繋げなくてはなりませんので、適度な緊張状態を身体を張って作ります。力むと身体は丸まろうとするので上手くいきません。呼吸はゆっくりと息を吐きながら動作を行います。息を吐く事でリラックスでき緊張が解けます。

立ちブリッジに恐怖心を持ったまま行うと緊張してしまい変に筋肉に力みが発生して繋がりが絶たれます。繋がりが絶たれると身体は構造として弱くなるので、いくら力を入れようが無理が生じます。

立ちブリッジでは最初膝を曲げ腰を落とすと言いましたが、これでは全身を張って繋げることができないのでは?と思われると思いますが、要は張るという行為の加減です。

最終的なアーチを描いたブリッジ状態では身体を張らねばなりません。全く身体を張らずに立ちブリッジを行うと動作が鈍いだけでなく、手をついた後に綺麗なアーチを作るのが大変にもなります。これは、ブリッジというキツい体勢で身体を張るという状態にゼロから持っていくというのが大変ということです。

膝と腰を落としていても10%くらいの張りを持たせることで手をついたとき100%の張った状態にすることができます。というか、膝を上げて腰を反らし〜の段階で徐々に張りの状態を上げていくことで綺麗な立ちブリッジになります。


身体を絞めるという行為は、とても動きにくくはなりますが全身を繋げるという点では有用です。また、動きにくく感じるのは現代スポーツの運動技法で動こうとするからです。
古武術的な操作方法(蹴らない・うねらない・捻らない動き)を活用すれば身体を絞めた状態でも問題なく動けるようになると考えられます。

身体を絞めることで得られる力とは?【全身を繋げて使う:後編】
に続く


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