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忍者の嘘は人のためにつくもの【義盛百首 忍歌4】

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「偽りも 何か苦しき 武士(もののふ)は 忠ある道を せんと思いて」
忍歌 義盛百首 第四首

【現代語訳】武士にとって、嘘偽りが苦しいものと感じてしまうなら、それは主君や国のためと思うこと。

【解説】偽りを良くないと思ってしまう人は、それが人のためであると意識して考えましょう。私欲の偽りは悪だが、人のため正義のためであれば善です。

【超訳】嘘や偽りが、回り回って人のためになる。長期的に物事を見れば、最終的には幸せになれる。忠ある道とは、主君に尽くすということではなく人のために尽くすこと。その人の利益を考えることです。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。



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