侵入者を察知し対応するための危機管理。城・屋敷・陣地の防犯6【忍者の技と知恵 #168】
忍者は暗い夜の闇に紛れ、城や屋敷、陣地に忍び込んできます。これら忍者の潜入を防ぐため、戦国・江戸時代は篝火や灯篭、提灯などの照明器具を使って闇を照らし、忍者の侵入しにくい環境を作りました。
篝火は焚けば焚くほど闇を照らし忍者の侵入を困難にしますが、現実的には燃料や人員が足りないことからそう簡単にはいきません。篝火を焚いて明るくしても、暗い場所はあるものです。そこで、篝火の明かりの外側や篝火横の通路には幅二間(3.6m)程度の溝を掘り砂を敷き詰めます。明かりを嫌い侵入しようと