篝火はただ火を焚けばいいってもんじゃない。城・屋敷・陣地の防犯5【忍者の技と知恵 #167】
忍者は暗い夜の闇に紛れ、城や屋敷、陣地に忍び込んできます。これら忍者の潜入を防ぐため、戦国・江戸時代は篝火や灯篭、提灯などの照明器具を使って闇を照らし、忍者の侵入しにくい環境を作りました。
メインで使われる篝火を本篝火、サブで使われる篝火を捨篝火と呼びます。本篝火は、篝火の左右と自陣側の三方に高さ七尺(210cm)の土塁を築いて設置します。土塁は風よけになり火が消えるのを防ぎ、光が照らす方向を外側だけに限定することで内から外が見やすくなります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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