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忍術の研究

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忍術について気づいたこと、現代のビジネス、デザイン、日常生活などへの活用法を考え書き記します。🗒🖋 (忍術とは、忍者のお仕事である「諜報活動・謀略・工作」などに必要となる情報収集… もっと読む
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2021年11月の記事一覧

矢文による情報伝達【忍者の技と知恵 #23】

メールのない戦国・江戸時代、離れた場所にいる仲間に情報を送る方法には狼煙や旗などがありま…

孫子の「五間」生と死2つの忍者活用術【忍者の技と知恵 #22】

世界最古の実践兵法書である「孫子の兵法」には孫武が編み出した忍術「五間」が記されています…

孫子の「五間」敵国内に仲間を増やす3つの忍術【忍者の技と知恵 #21】

世界最古の実践兵法書である「孫子の兵法」には孫武が編み出した忍術「五間」が記されています…

孫子も重要した忍者と忍術【忍者の技と知恵 #20】

古代中国、周が呉になった頃、孫武(孫子)は「五間」という五種類の忍術を編み出し孫子の兵法…

少数でも大組織に勝てる技「忍術」【忍者の技と知恵 #19】

戦いは敵の動きを知り、隙を見つけて、素早く突き崩すものです。敵の動きを知るにはスパイとな…

「パルクール練習用の跳び箱」の販売を開始しました!

「パルクール練習用の跳び箱」受注販売を開始しました! STORESの販売ページより予約注文を受…

戦争は国の生命線。慎重に検討し生き残る道を探す【忍者の技と知恵 #18】

戦争は国家運営の最終手段である生命線です。事を起こすときは慎重によく考えてから動き出すことが大事です。 軍事行動を起こすときは「五事」「七計」という12のチェック項目を確認して勝ち目があるか見極めます。いざ戦うとなれば国民全体の気持ちを一つにして挑みます。細かな作戦を練り、正規戦や奇襲戦を臨機応変に組み合わせて敵を倒します。 国家のように組織の規模が大きくなればなるほど行動の与える影響は良くも悪くも大きくなります。舵取りは慎重に判断しなければなりませんが、あれこれ悩むのは

人当たりの良い策士「姦作」古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #17】

「間」「諜」「遊偵」「細作」以外にも古代中国ではスパイ(日本でいう忍者)の職名があります…

細やかに情報を収集して作戦を立てる「細作」古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #16】

「間」「諜」「遊偵」など古代中国では時代や国、組織によってスパイ(日本でいう忍者)の職名…

「間・諜・遊偵」古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #15】

古代中国では時代や国、組織によってスパイ(日本でいう忍者)の職名を変えることで存在を敵か…

名を変え、役割を隠し、任務を遂行する。古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #14】

「忍者」という言葉は昭和の頃に作られた新しい言葉で、それまでは「忍び」「忍びの者」「忍術…

知識と実践によって得る忍者の技術【忍者の技と知恵 #13】

忍術の集大成である秘伝書『万川集海』は”万の川が集まり海となる”という意味から、伊賀甲賀…

万川集海の名前の由来【忍者の技と知恵 #12】

忍術秘伝書『万川集海』は伊賀・甲賀流の11人の忍者が極秘にしてきた忍者の技と知恵にその他の…

仲間には分かりやすく、敵には分かりにくい。忍者の暗号と使い方【忍者の技と知恵 #11】

忍者は隠書内の重要な単語のみを暗号化し、敵に読まれても困らないところは普通の文字で書きました。 万川集海には「当家流の隠書」として家伝の暗号が記されており、これは俗に「忍びイロハ」と呼ばれています。木火土金水の五行+人身の7種の編に色青黄赤白黒紫の7種の作りを組み合わせた49文字の暗号です。 暗号文といえど、仲間内で読むのに時間がかかっては情報伝達として意味がありません。暗号を作るだけでなくメッセージを伝えるという第一の目的を忘れない、ツールの目的と使い方まで考えるのが忍