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名を変え、役割を隠し、任務を遂行する。古代中国の忍者【忍者の技と知恵 #14】

「忍者」という言葉は昭和の頃に作られた新しい言葉で、それまでは「忍び」「忍びの者」「忍術使い」などと呼ばれていました。

「忍者」は日本特有の名前であり、日本兵法や忍術に影響を与えた中国兵法では時代によって様々な呼び名がありました。古代中国の呉では「間」、春秋時代では「諜」、戦国時代からは「細作」「遊偵」「姦細」などがあります。

こんなにも様々な名前が生まれたのは、時代や国、組織によって職名を変えることでスパイの存在を敵に隠す意味がありました。名前を変えて、役割を隠し、秘密裏に仕事を行うための忍者の知恵であります。

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【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home