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3でいく

難しいなあ、毎日更新。なかなか課した通りにいきません。


とはいえ、できなくてもガッカリすることはありません。自分で決めて自分ができなかっただけで、誰かに迷惑をかけているわけではない。これはもう、ただただ自分との勝負。時間との勝負なのですから。今のところ負けがこんでいるわけではありますが。


ところで、なんにおいても「3」という数字には意味や効果がありそうな気がしますよね。ベスト3とか。ベスト6と言われると、あと一つどうにか削れなかったのかと思いますが、3と言われて多いも少ないも感じません。そうか、3か。3ならさぞ精鋭なんだろう。そう思うものです。


ほら、3本柱とかね。桑田、斎藤、槇原。クリンナップも3人です。秋山、清原、デストラーデ。ね。3バックシステムは、まだ本当の答えが見つかってないようにも思いますが、三羽ガラスとか、三銃士とか、ずっこけ三人組とか、三温糖とか、三権分立とか、だいたい3にしておけばしっくりくるのではないかと思っています。


なので私も、何か考える時は「3」を一つの目安にします。あるいは、3の倍数です。あ、でもここでいきなり倍数を選択肢に入れてしまうとなんでもありなようにとらまえる方もいらっしゃると思いますので、まずは3。3です。


私のこの数ヶ月の課題は、時間を取り戻し、時間の価値を上げること、なのですが、その対策として特に注意して取り組んだものも3つです。時間割。アウトプット(手帳)。身体トレーニングの3つ。


この3つを何度つまずこうがトライして定着させようとしています。そして10月の前半までを振り返ると、うまくいきつつあります。


いや、noteが更新できていない時点で本当にうまく行っているのかという向きもあるとは思いますが、そこはほら、人間です。力尽きることもある。あと息子がね、食べない、寝ない、風呂入らない。怪獣大好き。といった具合なので、崩れる時はしっかり崩れますけど、それに落ち込むことはなくなりました。


それが、手帳の効果です。手帳にTODOや、今微かに感じている何か、考えを残して明日に引き継ぎます。その中から、喫緊のもの、あるいは、逆に5分もあればできるものをピックアップし、どんどん時間の隙間に入れて消化する。するとわずかに身体が軽くなります。これもアウトプット理論です。とにかく中に溜めない。軽くする。


あの。ほら、時間割問題において大きな壁になりがちなのが「あれをやっていない…」という引っ掛かりなのではないかと思ってるんですね。「ああ…やっていない…」と思うたびに身体が重くなりますでしょう。他のことをやっていても時々不意に思い出すんです。「あれやんなきゃ…」。すると、今日中に終わったかもしれない何かまで、足を引っ張られて終わらなかったりするんですね。そうやってどんどん「やれてないもの」が溜まっていくのです。


これがチョー重たい。ちょっとした「お返事のメール」。そういうものだとしても。身体の中に残しておくとどんどん重くなる。実際にそれにかかる時間よりも体感を重くしてしまうのですね。なので、とにかく終わらせる。終わらせるためには手帳にまず、出す。出して、自分の外にあるものにすると、それだけでその「もの」が少し軽く、ちっぽけに見えます。中にあるとずいぶん重かったのに。


重さが変わると、意外とヒョイっといけたりします。


これを、スマホのスケジュールアプリだけで管理しようとするとうまくいきません。私の場合です。もう少しそこに身体が必要なのです。その点、手書きは良い。切羽詰ってる時の手書きはやばいですからね。誤字増えるし。漢字出てこなくなるし。行が歪むし。パソコンやスマホでは感じない、不調や軋みを、手と紙とペンは素直に自分に伝えてくれます。


あと、書き方ね。指先で書くか、胸のあたりから書いてるか、みたいな。感覚的に。指先で書くのが悪いわけではありません。緻密さが必要な時、あるいは、アウトプットしながらインプットする、覚えるや考えるの時は指先に近い方が良いかもしれません。一方で、表現する時、アウトプットして遠くに投げる、風を感じたい時なんかは腕全体で、胸から動かすように書くと、その先に必要な何かが見えてくるかもしれません。それに応じて書く用紙のサイズを変えたって良いでしょう。実際私は、大きめの手帳と、その手帳の倍のサイズのリングノートを使用しています。


というわけで身体です。これを重要と言っておきながら、今年、私は身体を疎かにしていました。身体が眠っていたんですね。気づいてはいても、最初のうちは、適当にやれば良いなどと自分を慰めて簡単なアプローチしかしていませんでした。そうやって、いつかなんとなるさくらいに捉えていたのですが、それでは一向に状況は変わりませんでした。変わるのは年齢だけです。


やがて切羽詰ってきました。7月の長梅雨の頃はほんっっっとうに辛かった。息子、毎朝泣いてるし。全部「ノー」って言うし。子どももそうでしょうが、大人だって否定ばかりされると本当に全てを投げ出したくなってくる。10秒おきにため息を吐くような日々でした。


もう限界だ…。と思い始めた頃、雨が止みました。梅雨が明け、8月になったのです。どえらい猛暑が来ました。その日、私は衝動的に家を飛び出し、走れるだけ走り倒しました。大した時間ではありません。でもえらく苦しい思いをしました。だけど、全く辛くなかった。広い公園の剥げた芝生の上で、自分のゼエハアする息の音だけを聞きました。


そこで思ったんですね。身体を忘れていたと。首から上だけがうんうん唸り、身体を置き去りにしていたことを実感しました。そこで、身体の時間を作ることにしました。身体を使う時間。トレーニングやメンテナンス、身体や食に関する情報や知識を仕入れ、それを実践してみる時間です。


それは少し、いや、大きな勇気のいる判断でした。時間、全然ないと思っていたから。時間が欲しい…時間が欲しい…と呪文のような言葉が頭の中をずううっと巡っていましたから。


でも、なんでしょうね。晴れたから?えいや!と動けたんですね。あ、いや、そうか、その前に動いていたからだ。動いたら動けるようになるんですよ。動きたかったらまず動く。おすすめです。


で、時間を作ることにした。でも当然どこかにしわ寄せが来る。だから、思いつくままにやるのではなく、しっかり時間割を組んで、今できる適切な配分を決めて、身体と向き合うことにしました。


本格的にトレーニングを始めたのは9月の頭です。予約を入れ、トレーナーさんに見ていただくことで、時間もちゃんとコントロールします。ここまでに一ヶ月、外を走り込んで少しだけ下地は作っておきましたが、いやあちゃんとやると本っ当にきつい。トレーニングの後は45歳のボロ雑巾が街を歩いています。「腹筋…ちぎれそうです…」と言っても「腹筋て結構どんだけやっても大丈夫なんですよー」と返ってきます。「むしろ喜安さん、できる方だからちょっと追い込んじゃいますね?」と返ってきます。


でも、おかげですぐに効果が出始めました。それが手帳を書く時です。書いていて辛くない。開いてからすぐに書ける。誤字脱字が無くなる。字が整う。漢字、どんどん出てくる。(noteの誤字が減らないのは別の問題)


その前は書くこと自体がよっこいしょでしたからね、今年の5〜7月あたりは。大人ですから漢字くらい書けろよてなもんですが、そうもいかなかった。漢字を思い出しながら、「あれやってないなあ…」なんて考えていたんですから。何度、「拉致」という言葉を漢字で書こうとしても思い出せないんです。なんだっけ?ってなる。なにヘン?チってもっと難しい漢字じゃなかった?その度に、スマホで変換してもらう始末です。いずれにしろ手帳に「拉致」と書いていたくはありませんが。


それがスゥッと抜けたんですね。今なら「拉致」、スラっと書けます。そうしますと、気分がいいから手帳をさらに開くようになります。で、開くほどにアウトプットをするようになります。アウトプットをすると身体が軽くなるから決めた時間割もそこそこのレベルでこなせるようになります、と。何かを考えるときに、肩痛い、頭重い、寝ても寝ても眠い、と思わないのですから、そりゃあ捗ります。当社比ですが。


循環し始めたんですね、3つが。身体が時間とアウトプットを生み、時間が身体とアウトプットを支え、アウトプットが時間と身体を軽くする。これ、20代の頃だったら全く違う3本柱だったかもしれません。


この基本3本柱、2本柱だとうまく回らない気がするんですよね。往復だからかな。常に行って帰っての繰り返しになるでしょう。逆に4つだと、今度はこなしきれない気がするんですよね。決めた4つに振り回されそうになる自分が容易に目に浮かびます。3つがシンプルでいいんじゃないかと、今のところ思っています。


ちなみに、時間割の中にも3つのカテゴリーを作っています。○の時間、●の時間、△の時間。の3つです。3つに分類すると、自分が今なにに偏っているのかよくわかります。反省してもいいし、もっといけと思ってもかまいません。


身体は、今のところ、筋力とランと食事。いろいろ手を出すよりこの3つだなと今は思っていますが、、、あ、ほら、栄養素だって三大栄養素っていうくらいだから。ほら。だから絞りたくなったとしても糖質制限はしません。3つじゃなくなりますからね。


いずれ私も次のフェーズに移る時が来るかもしれない。歳も取る、息子も育つ、立場も変わる、人が去り人と出会う。いろんなことがあるでしょう。そのときには、この3本柱のラインナップが変わってくるのだと思います。変わるとき。その、自分の変化を楽しみたいですよね。


ではまた。


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