【「美容液・ク」について】

みなさま、ごきげんよう。

今日は「美容液・ク」についてお話ししますね。

私、この手の話し、あまりしないんですよ。
弊社の人間も知らないのではないでしょうかね?
まあ、、これを話したところで共感・共鳴できる場面もそう無いですし、、
語り尽くせる訳でも無いですし、、
何より化粧品ってユーザーの方々が使ってどう感じるか?だと思っているので、裏方の仕事をこれ見よがしに表に出す必要も無いと思っているのですが。。

でも、、こういう機会も滅多にないので、ほんの少しだけ。

私、「ク」が一番好きです。
化粧品開発は、企画・開発担当者の成分処方に関する経験や知識はもちろん大切。
こだわりや情熱も大切。
でも、それだけでは完成しないのです。
最後の最後まで開発に付き合ってくれるOEMさんあっての製品化です。

それで言えば「ク」は、私の思いとOEMさんの技術が最高にマッチしたと感じていて、これって奇跡なのです。
OEMさんに感謝・感謝の製品なのです。

何が凄かったかって、、、
◆テクスチャー
◆肌への親和性
◆後肌感

いかがでしょう?
みなさまの中でもこのあたりを気に入ってくださっている方がいるなら本当に嬉しいです。

お気づきの方もいらっしゃるでしょうか?
「ク」は他の2つとは少し性質が異なります。

「キ」は細胞間脂質を模してします。
細胞間脂質の主要成分はセラミドですから、セラミドにこだわった成分選出や処方をし、細胞間脂質よろしく導入・拡散の仕組みを再現すればよろしい。

「ヤ」はNMFを模しています。
NMFの主要成分はアミノ酸ですから、どのアミノ酸を使うのかの選出と処方。
加えてNMFそのものの産生促進の仕組みです。

そう、この2つは、肌成分の模倣成分が、もともと化粧品成分として存在しているのです。
ですから、成分を組むことより処方の工夫に注力しました。

しかし、皮脂膜。
これ、主要成分というものがありません。。
だって、自身の汗と皮脂で構成それているのですもの。

そして、皮脂膜の構成成分のひとつが単に「皮脂」と言っても、この皮脂はゆくゆくは皮脂膜になるのですから「皮脂膜の構成と性質」を考慮せねばなりません。
とすれば厳密には「分泌皮脂」と「保護皮脂」の両方の性質を再現することが必須です。

肌の模倣成分もない、、、
皮脂から皮脂膜へ変化する過程や、皮脂膜の性質も模さねばならない、、、
これ、とても大変なことなのです。

OEMさんの神がかり的なご提案がなければ、私はここで渦に巻き込まれて源流に戻って来られなかったでしょう。

さらに、私が譲れなかったのは後肌感です。
本来の皮脂膜のように、
◆肌と一体化する
◆サラッとするのに、しっとりも感じる。
これは、どうしてもやりたかったのです。

そう、これこそ一番OEMさんにワガママを言ったと思います。
しかし、やはりOEMさんの技術は凄いですね。
最終的にはピタっと合わせてこられました。

最終のテストバルクを触った時、肌に乗せた時の「!!!」という感覚は今でも忘れません。
そして、朝起きた時の肌の状態、手触りに「!!!!!!!」という感覚。。

我が子かわいさで恐縮ですが、、、
今でも「ク」を使うたびに、『凄いなコレ』と感じるのです。
ウチの子が一番優秀と、本気で思える製品を世に送り出すことができて本当に幸せです。

OEMさん、その節は本当にありがとうございました。
そして、キヤクをご愛用くださっているみなさま、いつもありがとうございます。

プレゼン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?