言葉がでてこないときは、外の世界から充電するといい。
noteの更新が止まってしまっていた。
その間、私は言葉の充電をしていた。
言葉の残量が消えた理由は、失恋。
この失恋のために、私は自分の「言葉のコップ」を空にしてしまった。
失恋するかしないかの瀬戸際。
私は「コップ」の中から、ありとあらゆる言葉の欠片を引っかき集めた。
それらを練りに練って文章にし、相手にぶつけてみては、それらがもろく崩れていく様子を陶然とみていた。
何度かそれを繰り返すうちに、
私の「コップ」は空っぽになって、noteに書く言葉は何も残っていなかった。
「コップ」には、私がこれまで触れてきた小説やビジネス書、友人との会話、両親との思い出、仕事でのやり取り、
それらに含まれる言葉の原液みたいなものが、混沌と貯まってる。
言葉になる前の、ドロドロとした原液同士が混ざりあって、たぶんそれは、美しい代物ではない。
それでも、自分の「コップ」からしか、私は私の言葉を、文章を、思いを伝えられないから、
「コップ」の中の混沌を、私はとても大事にしている。
その「コップ」を、不覚にも空っぽにしてしまった。
(それだけ言葉を尽くそうとした証拠なのだと、少し落ち着いた今は思っている。)
だから、私には「コップ」を満たす時間が必要だった。
具体的には、
たくさん話した。友人と。親と。
たくさん読んだ。小説を。ビジネス書を。雑誌を。noteを。
たくさん聞いた。ラジオを。ポッドキャストを。
たくさん遊んだ。ひとり時間を。友人との時間を。
たくさん食べた。好きなものを。健康のためのものを。
そうしているうちに、少しずつだけど「コップ」の中身は元通りになってきた。
私が私に向けるための言葉がようやく出てくるようになったので、こうしてnoteを書いている。
自分の中から言葉が出てこない日は、
そうやって言葉の充電をするといい。
「コップ」の中身は間違いなくあなただけの財産だけど、
それらはもともと、あなたの外の世界から入ってくるものだから。
「コップ」の中のドロドロした混沌は醜いけれど、
それらは時期に、あなたを形づくるものだから。
さて。
次のnoteには、何を書こうか。
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