AKIBA活動報告2022/7 近畿日本ツーリスト様「旅のアバターコンシェルジュ」店舗スタート、他もろもろ。
こんばんわ。今月もおつかれさまでした。
今月も、、、あっ!という間の一ヶ月でしたが。皆様、いかがお過ごしでしょうか?毎月毎月、ほぼ月末最終日更新になってしまっておりますが。。。今月も振り返ってみたいと。
■近畿日本ツーリスト様「旅のアバターコンシェルジュ」店舗スタート!
さて。冒頭のタイトル通り、プレスリリースも打たせて頂いたのですが。近畿日本ツーリスト様で「旅のアバターコンシェルジュ」が全国全店舗に展開すべく。一部店舗でスタートしました。8月から順次展開が進みます。
お店でのご案内用に、アクリルスタンドと等身大パネルも一部のお店から設置始まっていますので、これからの旅の季節、もし・・近畿日本ツーリスト様に行かれる際はぜひ!アバターコンシェルジュ、、お試しいただけたら幸いです。
近畿日本ツーリスト様のメルマガでは、各地のアバターコンシェルジュの特別な画像なども配信されていますので。ぜひ、ご登録ください。
■ARを利用したコンテンツや、リモート接客システムを試作中
現在。パンフレットや、観光地をターゲットに・・より、弊社が進めているxR Cast (VR店員)を展開すべく、ARを使ったコンテンツを開発し始めました。
サイネージが無くても、現地でQRコードを読み込んだらどこでもVR店員さんを呼び出せる仕組みにしたいと思っています。観光地での案内はもとより、現在・・店舗や店頭に置いてあるマシンすら不要になります。
弊社で、現在店舗にもどんどん設置を進めているxR Cast KindPhoneの存在異議が問われる(早くもイノベーションのジレンマ)可能性も指摘されそうですが。ここは、僕らが創業期から提唱している仮説で、そこにはキャズムが存在していて、いつもこの図を使って説明します。
最近では、あまりネタとして使えなくなりつつありますが(汗)。マクドナルドのモバイルオーダ(座席からもオーダできる)ってあんまり使われていなくて、朝に行くとやっぱり人の居るカウンターに行列ができていますよね。
人間の心理的に、いままでリアル対面でうけていた接客を、ある日突然、あなたのスマホでできますよ?と言われても、人間の心理がそれを受け入れるのには中間的な顧客体験が必要で、それが下側・・店舗や店頭でサイネージ類を使った遠隔接客の体験があり、さらにそれが自分のスマホでできるというのを認識してはじめてスマホ上での利用が進み始めるのではないかと。いわゆるコモディティ化するときのキャズムの存在するのでは?と、これが僕らの仮説です。
まぁ、一度進んでしまえば、店頭にQRコードだけ貼り付けたらリモート接客が立ち上がるっていうのも、、先行して試していきますので。さらに、裸眼VRやARと言った面白い技術を使って、より上ぶれた体験も進めていきたいと思いますので、進んだらこちらでご報告させていただければと。
■ちょっとしたモンスターマシンが話題に
社内で、最近話題になっているモンスターマシンがございまして・・
これ。ガジェット通の方にはいまさら?感があるかもしれませんが、マウスコンピュータのE-10というモデル。タッチパネルを備えたタブレットPCです。小学校などのリモート授業用に開発されているらしいマシンですが。
スペックは・・・お世辞にも高いとはいえません(いや、むしろ低スペックでびっくりするレベル)。。とは言え、何気に対衝撃、防滴という性能を備えた上で、モンスターなのは、そのお値段が12,800円(Amazonにて送料無料)という、下手するとキーボードすら買えない値段で購入できるということ。
で。弊社の、xR Cast Holoohone(リモートアバター接客)が、サクサク動きます。これは、なにが言いたいかというと・・・・wifiなどの通信環境が必要なのはありますが。店頭に置いてリモート接客に使うマシンがたった12,800円で調達可能になります。
この円安・半導体不足の昨今。ぼくらにとって、ちょっと追い風となるべく、ハードウェアの登場にびっくりしました。
それもこれも、弊社の開発ではゲームなどエンタメ開発で培ってきたノウハウをふんだんに投入し、軽量化を続けていたメリットとして動作がとても軽く。風のうわさで、競合他社のシステムと比較して、かなり動作が軽いっていう話もちょいちょい聞いていたので。マーケットが温まってきた昨今、地味に差別化ポイントとしてワークしてきそうです。
今後、12,800円で買える、悪い言い方をすれば低スペックPCですらサクサク動いてしまうのは。けっこう良いアピールになりそう。今後デモンストレーションなどで積極的に使っていきたいと思います。
■8月から新入社員が入社します
週明け8月1日から、弊社で新たなメンバーが入ります。楽しみです、期待しています。こちらのブログ更新も・・・まかせてしまおうかしら?と思いつつ。僕が駄文を書くのは嫌いでないので、続けたいなぁとも。
と。今月もスタートアップらしくバタバタした日常でしたが。新型コロナは拡大中だわ、世界のどこかで戦争は継続してるわ、円安だわ、半導体不足だわ、暑いわで、、、僕らが若い頃には経験しなかったほど世の中が流動的に激しく動いています。
こんなときに思うのは、僕が新卒で入社した大手電機メーカは一般企業というより役所に近く会社の先輩方は口をそろえて言っておりました・・
「うちは原子力やってるから、どんなに赤字が出ても国が潰さないんだよ」
と。諸般の事情で、その大企業が作ったインハウスのベンチャー企業に転籍するとき、同期の友達や先輩から、こんな風に言われたものです。
「なんで、おまえは安定した土地を捨てて、嵐の海に出ていくような愚かな選択をするんだ?」
無根拠に自信もあったので、その助言を素直に聞く気はなく、おれは明日から海賊として行きていくんだと、つっぱってみたものの。不安がまったくなかったかというと、実は、けっこうな不安はありました。
と。その後3.11で原子力事業が吹き飛び、粉飾決算という不祥事、証券市場では監理銘柄呼ばわりされ、僕らと同世代の社員は”はたらかないおじさん”や”妖精さん”呼ばわりされリストラの憂き目にあう人も増えているようです。
バブル期に新卒で大手メーカに就職、昨今のリストラで早期退職した中高年が、大企業のやり方が抜けず転職先で使えないおっさん呼ばわりされ数ヶ月で退職に追い込まれ以後無職という話もちらほら聞くと、なんだか他人事とも思えず胸が痛くなりますが。
かつて、僕が選んだ選択肢はいまとなっては時流に乗っていると言えないことも無いわけですが、そこも運の要素が強いと思います。
ここまで、不確実性が高まると、もはや安住の地は無い。自分がいかに柔軟性の高い考え方・スキルを身につけるか、安定性を求めるより、リスクテイキングを評価する厳しい世の中になったよなぁと。
特に、今の若い世代の人は最初から安住の地が無いというのも、なんだか申し訳ない気もしますが。スタートアップでの経験ていうのは、普通の企業で働く数倍~数百倍の経験値が得られる気がします。この不確実性の高い世の中で、経験値が得られるところ・・弊社でも鋭意メンバー募集中ですので。われこそは!という方はご連絡ください。
では。来月もいろいろ仕込んでいるネタが満載!!
引き続き、よろしくお願いいたします。