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【インタビュー:尾崎ゆきさん】一見、控えめな主婦。でも実はストイックな一面も…

フリーランスとして文字起こしをしながら、ご主人、娘さんと暮らしている尾崎ゆきさん。尾崎さんは、現在インタビューライターを目指して奔走しています。インタビューライターを目指した経緯やご自身の強み、今後の活動について話を伺いました。

娘さんの七五三で撮影したもの(提供/尾崎ゆき)

人が怖い…家でできる仕事・文字起こしにたどり着く

尾崎さんはインタビューライターを目指していますが、本業は「文字起こし職人」です。セミナー動画や会議の音声を聞きながら、パソコンを用いてテキスト化しています。

文字起こしを始めたきっかけは、3年前。当時は保険屋さん(保険セールスレディ)をしていました。

「人とコミュニケーションを取ることが怖かったので、営業は向いていないと思いました。家でできる仕事を探して、副業で文字起こしを始めたという経緯です。保険屋さんの仕事をフェードアウトして、文字起こしに注力していきました」(尾崎さん、以下同)

人の話を聞くのが好き。インタビューライターの道へ

文字起こしは、人と会うことのない仕事です。しかし、尾崎さんは人とコミュニケーションが必要とされるインタビューライターを目指すことを決断しました。

「文字起こしのできるAIが出てきたので危機感を覚えました。いずれ、この仕事がなくなるかもしれない。何か違う仕事を模索しないといけないと漠然と考えていました」

そんなとき、Twitterで「取材ライターであればAIに置き換わることがない」という話を目にして興味を持ったそうです。実際、尾崎さんはインタビュー音声の文字起こしも数多く引き受けていました。

「インタビューの内容を実際に耳にすると、インタビュイーの話に引きつけられるというか、聞いていて楽しい。本を読む感覚になって、自分の価値観が広がります。多分、人の話を聞くのがすごく好きなんですよね。それもあって、インタビューライターになりたいと思いました」

無欲だからこその「ストイックさ」

尾崎さんは、自分の長所を「何事も一生懸命取り組むこと」だと話します。そのことが分かるエピソードとして、自身の結婚式での出来事をあげました。

結婚式でのワンショット(提供/尾崎ゆき)

「自分が主役じゃなくていいから、来てくれた人に楽しんでほしいと思っていろいろ企画しました。その中でも、司会の方にお願いして、来てくれた友達たちに簡単なインタビューをしてもらったんです。それで『ゆきさんはどんな人ですか?』とインタビューされた友達は『真面目だ』と答えていました」

友達から真面目だと見られている尾崎さんですが、基本的には何も考えていないそうです。本当はいつもダラダラしていたいのだとか。

「でも、やらないといけないことが見えたら、とことんやってしまう。例えば、学校で『しっかり授業を聞きましょう』と言われますよね。だから、しっかり授業を聞く、みたいな(笑)。本当に何も考えていないから、言われたことを素直にやってしまいます」

尾崎さんは小学校1年生から大学卒業まで、剣道をしていました。しかし、剣道があまり好きではなかったそう。それでも続けてきたのは、親にやめさせてもらえなかったからだと話しました。

稽古中の尾崎さん。名前は旧姓(提供/尾崎ゆき)

通っていた道場は「きれいな剣道をしなさい。基本に忠実であれ」という教え。何事も一生懸命な尾崎さんは、ひたすらにきれいな剣道を目指しました。

「素振りのときに『竹刀の角度は○度で』と教えられたら、そのとおりにやっていました。だから、強くなかったんです。勝ちたい気持ちがなかったので、基本に忠実できれいな剣道だけど試合では勝てない。だから、インタビューライターになりたいという思いが芽生えたときに、教わる情報を選ぶことも大事だと思いました」

尾崎さんは剣道で強くなれなかった反省を活かして、日々活動しています。自身がインタビューライターになった姿をゴールと定めて、逆算しながら勉強しているそうです。特に、イメージできない部分(不安要素)の情報を集めてインプットしています。

「インタビューライターデビュー」に向けて

尾崎さんにとって今、一番優先順位が高いことは、インタビューライターのデビューに向けて頑張ることです。そして『取材・執筆・推敲』という本を指南書にすると決めました。

「まずは『取材・執筆・推敲』を読破したいです。どんな分野でインタビューライターとして活動していくのか。その軸を見つけたいと思って読んでいます」

今後、どのような活動をしていくのか。まだ先のことは分からないといいます。ただ一つだけはっきりと話してくれたことがありました。

「”愛”をテーマに、人の魅力や誰かの熱い思いを伝えられるようなインタビューライターになりたいと思っています」

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ここまで目を通していただき、ありがとうございます。実はこの記事、自分で自分にインタビューして書いたものです。

インタビューライターデビューまで、あと少し。

5月中旬の予定には、1対1のオンラインで話をする機会が6件ほどあります。下旬には、さらに2件インタビューする予定です。

ワクワクしながら記事を投稿する尾崎でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!