見出し画像

カルテに「アングラ」と書かれる。

「飲んだか飲んでないか分からないくらい頼りない薬」とドクターが言う睡眠導入剤(?)が切れたので、朝9時に神戸の心療内科へ行く。いつもは、私は、土曜日だけ担当しておられるH先生に診てもらっていたのだが、今日はH氏はおられず、院長のM先生に初めて診てもらう。でも、またこれがステキなおじいさん(失礼ッ!)で、楽しい(?)時間を過ごす♪
「休みの日なんかに、熱中できる趣味とかはありますか?」と聞かれ、「演劇とか映画とかが好きで、今日もこのあと夜までお芝居を観る予定です」と応える。
「やってらしたんですか?」
「はい。学生の頃。」
「例えば、どんなのをやってらしたんですか?」
「え…。ひと言では答えにくいですが、例えば、いわゆる小劇場と言うか、アングラとか。」
「ああ、アングラね。」
と言われ、カルテに「アングラ」と書かれる…。
「追っかけている人とかいますか?」
「えっ…。いないことはないですけれど、どの程度返答して良いのか…。ちなみに今日は野田秀樹を見に行きます。こないだはイッセー尾形さんを観ました。」
「ああ、イッセー尾形さんはねぇ……(*^o^*)」
って感じでひとしきり盛り上がる。もちろん、カルテには「野田秀樹」「イッセー尾形」と書かれる。(汗)
「私は吉田日出子さんを追っかけてて、個人的にも付き合いがあったんですよ(^_^)」と先生は仰い、危うく私のカルテに「吉田日出子」と書かれそうな感じだったけれど、そこはさすがに彼にも理性が働いたようで、それが書かれることはなかった。

あ、そう言えばM先生からは、
「奥さんと一緒に暮らさないようになって、あなた自身も楽になった部分があるんじゃ無いですか?」
と言われ、目から鱗。
それは間違ってはいないかも。