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割って食べる弊害

煎餅を割らずに食べる派の人には申し訳ないですが、僕は袋の中で割ってから食べます(関連記事)。本当は丸い煎餅に噛み付いてバリバリと豪快に食べたいものですが、それをして欠片がそこら中に散らかると、自分の存在するエリアが何か肌に合わないセーターのようにチクチクした質感に変貌するので困るのです。

個別包装のものも割ってから食べますが、たいていは一袋に八枚入っているうまい煎餅です。かつてあった「名作」なきあとは、「うまい煎餅」という名のうまい煎餅ファンなのでほとんどこればかりです。

さて、全部食べ終わる頃には袋の中に小さい欠片や粉状の煎餅が溜まっています。最後にこれを一気に頬張るのが好きです。

先日、リクライニングチェアでリラックスしながら、これをザーッと口に流し込もうとしたとき、手が滑って粉状煎餅が自分の上半身に満遍なく散布されてしまいました。

しばらく身動きができませんでした。起き上がって粉状煎餅を払い、一旦床に撒いてから掃除機で吸い取るべきか、このまま助けを呼ぶべきか逡巡したからです。結局救助を要請してなんとか掃除機で全部吸い取ってもらい、事なきを得ました。

その後は何も無かったかのようにパソコンに向かい、仕事をしていました。その日の作業も終わり、さて寝るかというときにふと顔を触ると、指に粉がついてきたのです。そう、身体の粉は吸い取ってもらったのですが、実は顔中がまだ粉だらけだったのです。寝る前に気がついてよかったです。そのまま寝たら枕がチクチクになるところでした。

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