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駅 / 竹内まりや - 歌詞考察 - ※YouTube100動画目記念作品

1.はじめに

今回の歌詞考察動画は、竹内まりやさんの「駅」です。


今回はギリギリ昭和の中に含まれる1987年の楽曲です(一応このnoteでは昭和歌謡中心に取り上げています)。前回は恋に落ちる瞬間の女性を描いた「マイ・ピュア・レディ(尾崎亜美さん)」でしたが、今回は2年ぶりに駅で見かけた元彼との思いを歌った、ちょっと切ない内容の歌詞です。


…と、本題に入る前に、私の過去の作品で「飛んでイスタンブール/庄野真代」がYouTubeで28万視聴を突破致しました!さらに30万に向けて上昇中です。この機会にぜひご覧下さい。

それではここから竹内まりやさんの「駅」、本編の始まりです❣️

まずはいつも通り、私の作ったイメージビデオをご覧頂き、歌詞の流れと雰囲気を掴んでください。※note内での再生で画質が悪い時は、以下からYouTubeに飛んで頂き、YouTubeアプリで再生すると改善する場合があります(YouTubeのチャンネル登録といいね👍もよろしくお願い致します)

2.竹内まりや

竹内まりやさんの略歴を以下に書いておきます。

1978年、8月、RCAレコード(現BMGファンハウス)と契約。11月、デビュー・シングル「戻っておいで・私の時間」、デビュー・アルバム『BEGINNING』リリース。

1979年、2月、2ndシングル「ドリーム・オブ・ユー」、5月、2ndアルバム『UNIVERSITY STREET』リリース。第8回東京音楽祭にてシルバー・カナリー賞受賞。

8月、3rdシングル「SEPTEMBER」リリース。この年の銀座音楽祭・新宿音楽祭・日本歌謡大賞・日本レコード大賞等で新人賞受賞。

1980年、2月、4th.シングル「不思議なピーチパイ」が大ヒット。

3月、3rd.アルバム『LOVE SONGS』リリース。オリコンチャート3週連続でトップを飾る。

12月、4th.アルバム『MISS M』リリース。

1981年、10月、5th.アルバム『PORTRAIT』リリース。

この年の末に休養宣言。レコーディング、コンサート活動を休止。

1982年、4月、山下達郎と結婚。

休養宣言以後、数々のアーティストに作家として多くの作品を提供。現在まで続いている(河合奈保子、薬師丸ひろ子、岡田有希子、中山美穂、中森明菜、伊東ゆかり、村田和人、鈴木雅之、牧瀬里穂、広末涼子、松たか子、みつき、松田聖子、芦田愛菜、松浦亜弥 他)。

1984年、4月、ムーン・レーベルに移籍後初のシングル「もう一度」、アルバム『VARIETY』リリース。このアルバムは、全曲竹内まりや作詞・作曲、山下達郎全面プロデュース・アレンジによる初のアルバムとなった。オリコンチャート1位。

1987年、8月、アルバム『REQUEST』リリース。オリコンチャート1位。「けんかをやめて」、「元気を出して」などのセルフ・カヴァーを含んだこのアルバムは、発売後約3年でミリオンを突破するというロングセラーを記録した。

その後、シングル「駅」(1987年)、「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)が大ヒット。

1992年、10月、アルバム『QUIET LIFE』リリース。発売と同時にミリオン・セラーを記録。オリコンチャート1位。この年の日本レコード大賞ベストアルバム賞を受賞。

1994年、7月、ムーン・レーベルでのベスト・アルバム『IMPRESSIONS』リリース。オリコンチャート1位。350万枚以上を売り上げ、ベスト・アルバム・ブームの先鞭を付ける。

その後も、シングル「今夜はHEARTY PARTY」(1995年)、「ロンリー・ウーマン」(1996年)、「カムフラージュ」(1998年)などが大ヒット。

2000年、7月、約18年ぶりのライブを日本武道館と大阪城ホールにおいて行う。11月、この時のライブの模様を収めたアルバム『SOUVENIR』リリース。

2001年、8月、9年ぶりのオリジナル・アルバム『BON APPETIT!』リリース。オリコンチャート1位でミリオン・セラー獲得。

2003年、10月、初のカヴァー・アルバムにして初の竹内まりやプロデュースによるアルバム『LONGTIME FAVORITES』リリース。オリコンチャート1位。

2007年、5月、6年ぶりのオリジナル・アルバム『DENIM』リリース。オリコンチャート2週連続1位。

2008年、10月、デビュー30周年を記念して、レーベルを越えた3枚組のコンプリート・ベスト・アルバム『EXPRESSIONS』リリース。オリコンチャート3週連続1位。

2009年、3月、『EXPRESSIONS』が第23回日本ゴールドディスク大賞「ザ・ベスト10アルバム」を受賞。

2010年、10月、ワーナーミュージック・ジャパン主催によるイベント「WARNER MUSIC JAPAN 40th.Anniversary~100年MUSIC FESTIVAL~」に出演。

12月、10年ぶりとなるライブ『souvenir again』を日本武道館と大阪城ホールで行う。

2012年、12月、コンプリート・ベスト・アルバム『EXPRESSIONS』が100万枚の出荷を達成。ベスト・アルバム『IMPRESSIONS』に続き、ベスト盤での2作連続でミリオンを越える。

2013年、8月、出雲市からの依頼を受け、『愛しきわが出雲』を作詞・作曲、全面プロデュース。12月、デビュー35周年の記念企画としてまとめられた作家として初のコンピレーション・アルバム『MARIYA'S Songbook』リリース。

2014年、9月、7年ぶりのオリジナル・アルバム『TRAD』リリース。オリコンチャート2週連続1位。

11月、33年ぶりの全国ツアー『souvenir 2014』(6都市9公演)を行い、約75,000人を動員。

12月、『TRAD』が第56回日本レコード大賞 最優秀アルバム賞を受賞。

2015年、3月、アルバム『TRAD』が「第7回CDショップ大賞」の部門賞「マエストロ賞」を受賞。また、故郷の出雲市から特別功労者として表彰を受ける。

5月、第6回岩谷時子賞を受賞。

2017年、11月、アルバム『REQUEST』の発売30周年を記念リマスター盤(ボーナス・トラック収録)『REQUEST -30th Anniversary Edition-』をリリース。

2018年、11月、デビュー40周年を迎える。初のファンミーティングをNHK大阪ホール(大阪)、品川プリンス・ステラボール(東京)で開催。デビューアルバム『BEGINNING』(1978年)のリマスター盤をリリース(以降、デビューから5枚のアルバムのリマスター盤を5ヵ月連続リリース)。

また、40周年を記念したシアターライブ『souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 supported by Amazon Music』が、期間限定全国ロードショー。2000年、2010年、2014年の貴重なライブ映像からの映画化は、大きな話題となった。

12月、セカンドアルバム『UNIVERSITY STREET』(1979年)のリマスター盤をリリース。

2019年、1月にサードアルバム『LOVE SONGS』(1980年)、2月に4 thアルバム『Miss M』(1980年)、3 月に5 thアルバム『Portrait』(1981年)のリマスター盤をそれぞれリリース。

3月には、『souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜』(2018年)ほかの成果において、平成30年度(第69回)芸術選奨 文部科学大臣賞(大衆芸能部門)を受賞。

同じく3月放送の、デビュー40周年を記念した特集番組『竹内まりや Music & Life 〜40年をめぐる旅〜』(NHK総合)では、スウェーデンでのレコーディングの様子やインタビュー、貴重な過去の映像などもオンエア。11年ぶりのテレビ出演となった。

8月、『MUSIC FAIR』(フジテレビ)に38年ぶりの出演。

9月、前作『TRAD』以来、約5年ぶりのアルバム『Turntable』リリース。3つのコンセプトごとに、「More Expressions」「Mariya’s Rarities」「Premium Covers」に分けられた3枚組、全62曲を収録。オリコン週間アルバムランキング1位を獲得し「昭和・平成・令和、3時代で1位を獲得した初の女性アーティスト」、「女性最年長1位獲得アーティスト」(64歳6ヵ月)に。

12月、第61回 日本レコード大賞「特別賞」受賞。大晦日、『第70回NHK紅白歌合戦』に出場(紅白初出場)。

2020年、1月、紅白で歌唱した「いのちの歌」(シングル/2012年)が、スペシャル・エディションとしてリリース。オリコン週間シングルランキング1位を獲得し、「シングル1位歴代最年長記録」(64歳10ヵ月)を更新。「シングル1位インターバル記録」(21年1ヵ月ぶり)でも歴代1位(26年5ヵ月ぶりの記録更新)となる。

3月、2019年3月に放送されたNHK特集番組『竹内まりや Music & Life』の特別編として、「いのちの歌」を特集した『竹内まりや Music & Life 特別編 〜いのちの歌の物語〜』(NHK総合)がオンエア。

~ 以上竹内まりや Official Web Siteより ~


▼ 竹内まりや Official Web Site

3. 駅

切ない恋の情景をマイナーコードにのせた「駅」は多くの人々の支持を獲得し、他の歌手もその後カバーするなど人気曲になりました。

竹内さんは自身のベスト・アルバム『Expressions』のライナーノーツの中で、「'86年に中森明菜さんのアルバム用の依頼が来た時、 テーブルに彼女の写真を並べて、情景イメージが出て来るまでずっと見つめていました。

せつない恋物語が似合う人だと結論を得た私が、めずらしくマイナーコードで一気に書き上げたこの曲を、のちに自分も歌い、今のようにスタンダードな存在になっていくと夢にも思いませんでした。

明菜ちゃんからの依頼がなければ書けなかった歌です」と作詞・作曲の経緯について述べています。

4.歌詞考察

まずは歌詞全てをお読み下さい。映像にも歌詞テロップ付いています。

歌:竹内まりや
作詞:竹内まりや
作曲:竹内まりや

見覚えのある レインコート
黄昏の駅で 胸が震えた
はやい足どり まぎれもなく
昔愛してた あの人なのね
懐かしさの一歩手前で
こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても 見つからないわ
あなたがいなくても こうして
元気で暮らしていることを
さり気なく 告げたかったのに…


二年の時が 変えたものは
彼のまなざしと 私のこの髪
それぞれに待つ人のもとへ
戻ってゆくのね 気づきもせずに
ひとつ隣の車輌に乗り
うつむく横顔 見ていたら
思わず涙 あふれてきそう
今になって あなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも



ラッシュの人波にのまれて
消えてゆく 後ろ姿が
やけに哀しく 心に残る
改札口を出る頃には
雨もやみかけた この街に
ありふれた夜が やって来る

歌詞は、偶然の再会をテーマにした切ない恋愛ソングのようですね。過去の恋人との思わぬ出会いを通じて、主人公の感情の変化や成長が描かれています。

♫ 見覚えのある レインコート

雨の日の思い出を連想させる冒頭です。なので、私の映像も雨の日の映像となっています。
見覚えのあるレインコートが、過去の記憶を呼び起こすきっかけとなっています。

♫ 黄昏の駅で 胸が震えた

夕暮れ時の駅での偶然の出会いを描写しています。「胸が震えた」という表現から、主人公の動揺が伝わってきます。

♫ はやい足どり まぎれもなく
昔愛してた あの人なのね


かつての恋人を認識する瞬間が描かれています。足取りから相手だと気づく様子が、緊張感を持って表現されています。

♫ 懐かしさの一歩手前で
こみあげる 苦い思い出に
言葉がとても 見つからないわ


懐かしさと苦い思い出が入り混じる複雑な感情が描かれています。過去の関係性が単純なものではなかったことが示唆されます。

♫ あなたがいなくても こうして
元気で暮らしていることを
さり気なく 告げたかったのに…


主人公の現在の心境が表現されています。相手に自分の近況を伝えたい気持ちと、実際にはそれができない状況のジレンマが描かれています。

♫ 二年の時が 変えたものは
彼のまなざしと 私のこの髪
それぞれに待つ人のもとへ
戻ってゆくのね 気づきもせずに


時間の経過による変化が描写されています。外見の変化と、それぞれの人生の歩みが示されています。

♫ ひとつ隣の車輌に乗り

偶然にも同じ電車に乗り合わせる様子が描かれています。あるいは敢えて同じ方向の電車に乗ったのかな?ひとつ隣の車輌という、近くにいながらも、心理的な距離感が感じられまね。

♫ うつむく横顔 見ていたら
思わず涙 あふれてきそう


相手の姿を見て湧き上がる感情が描写されています。抑えきれない感情の高まりが表現されています。

♫ 今になって あなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも


時間を経て、相手の気持ちを理解できるようになった主人公の心境の変化が描かれています。過去の関係性への新たな洞察が示されています。

♫ ラッシュの人波にのまれて
消えてゆく 後ろ姿が
やけに哀しく 心に残る


人混みの中で相手の姿が消えていく様子が描かれています。別れの瞬間の哀しみが表現されています。

♫ 改札口を出る頃には
雨もやみかけた この街に
ありふれた夜が やって来る


駅を出る頃には雨も上がりかけているという描写から、一連の出来事の終わりと、日常への回帰が示唆されています。しかし、この経験が主人公の心に深く刻まれたことが伝わってきます。

この歌詞全体を通して、偶然の再会をきっかけとした主人公の内面の変化が丁寧に描かれており、過去の恋愛、成長、そして人生の移ろいを巧みに表現していると言えるでしょう。

5.今回の映像のAI使用箇所

今回は駅構内の雑踏はこちらでロケしてきました(都内JR線の2箇所の駅を使っています)。

AIを使って描かせたのは、元彼を何枚か作りました(一部過去作の男性を再利用)。

あまり時代を意識した表現もないので(前回の公衆電話ボックスのような)、時代は意識しない映像となっています。改札や電車や街並みはどうしても近年の映像になりますね。

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