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【短編小説】露天風呂の日

雪景色もいいけれど
霧雨だって悪くない
ぶるりと震えながらよりも
のんびりできるのは今の方かも
足だけ浸かればずっと長くいられるし
寒くなったら全身で堪能しよう
景色が売りの場所だって
そればっかりじゃないよね
イイところを探せばいくらでも
ひとつも無いところなんてないんだから

こじんまりしてて落ち着くとか
広いと開放的でいいねとか
温めでずっと入っていられるとか
足湯に丁度いいよとか

イイところは何にだってあって
駄目なところは発想の転換次第
そりゃ難しい場合もあるけど
できれば楽しくいたいじゃない?

雨の中の露天風呂も、なかなか素敵な場所になる
屋根があるなら気にしない
もし無くたって身体は温かい
とっくに全身びしょぬれだから
たっぷり雨を浴びるのも楽しいかも

楽しみ方は人それぞれ
いつだって、楽しく過ごしていよう


 本日は「露天風呂の日」だそうです。日本記念日協会様、今日は何の日~毎日が記念日~様より。

 露天風呂、大好きです。というよりも温泉が大好きなんですね。地元に温泉が沢山ありまして、子供の頃は地元民の割引で祖母と一緒に週一で入りに行く、なんて贅沢をしていました。大きくて開放的はお風呂と、外の景色を眺めながら浸かる時間の素晴らしさ。本当は小さい頃はお出かけするのが特別なのであって、温泉自体はそうでもなかったのですが、何度も通ううちに温泉自体を好きになって行きました。露天風呂、最近ではあまり行けていないなと。たくさんの温泉地で、それぞれのお宿や施設によっていろいろなお風呂があるでしょうから、浸かり比べなんて贅沢をしてみたいものですね。

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