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青い空と白い雲と白い画面・【短編小説】歌詞風オリジナル

青い空に白い雲

窓の向こうは抜けるような快晴


きっとこんな日は

かき氷を食べて頭が痛くなったり

海へ行って背中が赤くなったり

かと思ったらカフェで涼んで一休み


気持ちの良い一日を過ごしてるんだろうな


ぼんやりして

過ぎてゆく時も

夢中になって

過ぎてゆく時も

同じ時なのにこんなに違う



アイスティーを飲むぼくと

アイスカフェラテを君は頼むかな


反対だよねっていつも笑って

置かれたグラスを交換する

ふふふっと笑って仕方ないねって口をつける


ぱちんと記憶が弾けて眼の前に広がるのは


真っ白な画面

動かない指


ああ、ぼくは

何を書こうとしてたんだっけ


涼しい部屋

いい天気の日に、涼しい部屋で

じわりと滲むのは暑さのせいじゃない


何を書こう

そればかり


でも現実逃避もそろそろ終わり


さっきまで逃避してた物語を書くとしよう


小説を書く力になります、ありがとうございます!トイ達を気に入ってくださると嬉しいです✨