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躁鬱(双極性障害)で精神科デイケアに通った感想

少し前のことなので、詳細は忘れてしまっているところもありますが、1型双極性障害でデイケアを利用した感想を書きます。

精神科のデイケアとは、通所型のリハビリテーションです。再発防止や社会復帰のための様々なプログラムがあります。

私が利用したのは、病院内のデイケア。症状が安定していて、先生の許可があれば利用できるものです。

デイケアを検討した理由は、通院のみしかしておらず、他に出来ることがないのか?と考えたからです。

先生に聞いたら、デイケアのスタッフに話をしてくれて、まずはスタッフと面談し、その後見学してみることに。

利用者は午前中から午後も居る人、午後だけの人、週の利用日数もまちまちのようでした。

見学した感想は、率直に言って「どうしようかな、やめておこうか・・迷う」という感じでした。施設が古めで、参加している人は安定しているとはいえ、元気ではないといった様子に見えました。

プログラムにもお試しで参加してみて、スタッフと「とりあえずやってみて、続けられるか考える」ということでスタートしました。

私は週1回午後のみ3時間くらいで、心理教育を受けました。メタ認知トレーニングというもので、思い込みを変えたり、記憶の曖昧さ、気分によって認知の仕方が変わることなどを学びます。

その他にも、日常でやってしまいがちな飛躍した考えや、その対策・対処など。とても役立つ内容で充実していました。

ただ講義を聞いている、というよりは、一つの絵が何に見えるか?参加者それぞれの意見を聞いて、見え方のバリエーションに気づくなど、堅苦しくない感じでした。

ボードゲームを使って遊んだり、利用者同士が無理なく軽い交流ができるのも良かったです。

プログラムの終わりには、ミーティング、掃除があって解散。その日の参加者全員が集まるのですが、20〜30人くらいだったと思います。

司会者がいて、各プログラム参加者からその日の報告があるのですが、その時間は学校っぽいというか、苦手でした。

利用者で多いのは統合失調症とのこと(その時は)、利用者それぞれ疾患があり、お互い病気に触れることもなく、トラブルもありませんでした。

私はメタ認知トレーニングのプログラムが1周したところ、3ヶ月で利用停止しました。(続けたい人はまた同じ講義を受講できる)

デイケアを利用した感想は、とりあえず行ってみて良かったです。全てのプログラムの中で唯一参加できそうなのは、心理教育でしたが。

他には料理・映画鑑賞・工作・チームスポーツなど。基本的に対人ストレスを受けやすいので、一緒にやるものは向いてないと思いました。

生活リズムを整える・社会復帰を目指すなどの目的でデイケア利用もあると思いますが、私の場合、症状安定のための知識を得る、苦手なことを把握する意味で役に立ちました。

スタッフの方は、たまに困りごとがないか聞いてくれたり、プログラムの理解ができているか確認してくれたり、精神科受診だけではできない話ができたので良かったです。

精神科デイケアについては、利用者の感想など、情報がないので、気になったら先生に聞いたり、とりあえず見学だけしてみるのも良いと思います。


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