躁鬱(双極性障害)の人向け 言葉が栄養なら、どうバランスをとるのか?
体調を整えたい時、食事の内容に気をつけると思います。単純に良いものを食べるだけでなく、悪いものを減らすなど。
「ファストフードを毎日食べながら、健康のために玄米を食べています」と言われたら、「ファストフードの頻度減らしたら良いのでは?」と思ってしまいます。
このように、食べ物についてはイメージしやすいのですが、自分の中に流れている言葉についてはどうでしょうか?
最近、気づいたのですが、調子が悪かった時と安定している今では、自分の中にある言葉が違います。心地よい音が増えています。
調子の悪い時は、言葉を発しないので、基本的に音がないのと、頭に浮かぶ単語がネガティブなものです。
安定している時は、発する言葉や浮かぶ単語が割とポジティブなものです。
調子の悪い時と良い時とでは、やってることが違うのだから当たり前、とも言えるのですが、工夫次第で心地良い音(言葉)を増やすことはできそうだ、と思っています。
“音”と何度か書いていますが、個人的感想として日本語には美しい響きがあると感じます。だだし、日本語でも嫌な感じを受ける音があります。
例えば、私が子どもに「うるさい!」と言った時、子どもも嫌な感じを受けると同時に、私も嫌な感じがします。
理屈ではなく、体がそう反応しているような印象です。
では、そのような言葉を一切言わないようにした方がいい!と思ってしまうと、発する度に落ち込むことになるので、未熟なんだから言ってしまうこともあるよね、くらいでいた方が良いと思います。
理由を考える間もなく、体が嫌だと感じる言葉や音はいくつもありますが、できるだけそれを避けて、バランス的にそれを上回る良い響きを体に入れてあげる意識は大事かなと考えています。
何をどうやって?について、私独自の考えですが、好きなことをしていれば、勝手に増えていくものもあります。
例えば、私はチューリップを育てていて、ちょうど今つぼみが見えてきたところなので、「嬉しい!」とか「かわいい!」とかつい言っちゃっています。
子どもが話す声もすごく好きで、先日歩いていたら、うぐいすが鳴いて「ねぇママ、うぐいすが鳴いてるよ」と言ってくれて、うぐいすの鳴き声から子どもの言葉までセットで「かわいいなぁ」と思っていました。
これは、意識しているのですが、外に出た時に、空や太陽を見て、「綺麗だなぁ」とか「気持ちいいなぁ」とか毎日感じています。
多分、人それぞれ心地よい音があると思うのですが、私にとっては“田舎の伯母の方言でキーの高いやさしいタメ口”がその一つです。
あと、こないだ忘れられない、いい音を聴かせてもらいました。それは、先日の年長の子どもの卒園式の歌。思考など飛ばして、涙が出てしまう、体に響いてくる素敵な声でした。
言葉は栄養だと思います。どんな言葉を流すかは、自分で選ぶことができます。やさしい響きが溢れたら、もっと楽しく暮らせるのではと、ぼんやり考えました。
読んでいただき、ありがとうございました。
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