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躁鬱(双極性障害)の人向け 病気に由来する悩みや葛藤をどう乗り越えるのか

もうすぐ100記事になるのを前に、いま一度、私について書きたいと思います。

私は、双極性障害のI型を持っていて、直近では2020年の夏に、2週間ほど入院をしました。I型は、「躁か寛解か」のような迷いはなく、躁は躁、とはっきりわかります。

その前年、2019年の夏にも入院し、その時は3ヶ月病院にいました。典型的な症状がありながら、診断されず、自覚のないままで、対策もせず、翌年再発した形です。

2度目の入院では、「これは前回と同じやつだ」と気づいたので、病院側からの指示をしっかり聞いていたと思います。

躁を静めるのは比較的やさしく、鬱の底から上がるのは難しい印象です。

私は、2016年に心理カウンセラーの資格を取りました。20代の頃に、現実に起こっていることは、人の心の現れなのでは?と思って、興味があったので学びました。

双極性障害になったとき、心理学が役に立ちそうな感じがしますが、ある時点までは、全く役立ちませんでした。

それは、発症し躁の時はもちろん、鬱の症状がある時です。考え方でなんとかならない期間というのがあるのと、考え方を変えていくのに適さない時期がこの時だと思います。

冷静に考えれば、やるべきことがわかるのですが、この時、冷静さを失っているのも特徴な時期だと思います。

先日、インフルエンザに罹ったので、それを例にすると、熱が出て、喉が痛く、鼻が詰まり、背中が痛い、みたいな感じで体がボロボロです。

薬飲んで暖かくして寝る、以外になく、その状態で一生懸命考えても、何かいい考えが浮かぶとも思えないですね。

双極性障害は見えないのでわかりづらいですが、体を癒すとか、脳を休める、など「考えない」が大事な時期もあるのかもしれません。

体が求めていることと、やっていることが一致すれば、緩やかながら必ず回復していく、と自分の経験の範囲で思っています。

症状が一段落したら終わり、ではなく、その後から様々な葛藤があると思います。

ある時から、症状そのものよりも、これからどう生きていったらいいのか?といった心の悩みに移行していくのを感じます。

私自身は、カウンセリングを受けていませんが、自分の内側にカウンセラーを置いて「なぜそういう気持ちなのか」「どういう価値観からそう感じるのか」など観察してきました。

その結果、価値観はだいぶ変わったと思います。自分を否定する気持ちを持ちながら、力を発揮するとか、人と交流するのは、ものすごく労力が要ります。

体にも悪いと思っているので、出来るだけ心が楽でいられる環境を選択するようにしています。

人からの評価より、圧倒的に健康が大事(私の価値観)その思いに基づいた行動が出来ている時、比較から自由であり、満足も感じるように思います。

価値観と一致した行動をしている時、喜びを感じ、また、その選択が出来ている自分に対する信頼が厚くなるのかもしれません。

ここからは、実際に葛藤したことや悩んだことについて、これまでの記事でたくさんの方に読んでいただいたものを選んで、どのように考え、その悩みをクリアにしたのか書いていきます。

これは私が経験したことですので、他の方にとっての正解にはなりませんが、誰にとっても必ずその人なりの方法があると思っています。


※無職の焦り、とありますが就職やお金を稼ぐことについては全く触れていません。

私独自の考え方です。医師に「こう考えたらいいよ」と言われたものではありません、1つのサンプルとして興味あるな、という方に読んでいただけたら嬉しいです。

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