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躁鬱(双極性障害)の人向け “自分を大切にする”とは何なのかわからない時
“自分を大切にする”のが大事とはわかっていても、抽象的で一体何のことを言っているのか分からない、っていうことがあると思います。
まず、自分を大切にできていない場合、イライラする、笑っていない、人間関係がうまくいかない、散らかっている、モノを大事に扱えない、など様々な現実がありますが。
個人的には、目の前のモノを大切に扱ってみるのが、“自分を大切にする”に後々繋がるような感じがします。
なぜ、目の前のモノか?ですが、物質を小さくしていくと、人間もモノも同じもので構成されているそうなんです。だから、目の前のモノも私も同じ、と考えれば、モノを大切に扱っているのは、自分を大切に扱うのと同義、とも言えます。
ここで、以前よく聞かれた“断捨離”に繋がりますが、自分が本当に気に入っているものを残す意味にも通ずるのだろうと思います。
自分の好きなモノを見ていると、心が満たされるし、そういうものがわかっていると無闇に買うこともなくなり、片付けも少なくて済みます。
私がモノと向き合う過程で見つけた自分の好きは、木製のもの、自分や家族が手作りした作品、植物です。眺めてると落ち着くものです。
そういったモノに囲まれて生活しているうちに、森に行きたい、海に行きたい、という気持ちが出てきて、実際に行ってみる。海を眺めていたらお腹が空いて、コンビニのおにぎりがすごく美味しい、みたいな体験をします。
モノとの関係から、いつの間にか、自分がその時本当に行きたい場所に行き、お金をかけずとも“美味しい!!”と感じられたとしたら、自分を大切にしている、と言っていいのではないでしょうか。
わざわざ自分を大切にしてます、なんて言う人はいないと思いますが、「うわぁうま〜」とか「うれしー」「しあわせー」「すご〜」「たのしー」など思わず口にしている人は、自分によい選択をしているのでは、と思います。
“自分を大切にする”が何なのか分からなくても、目の前のモノを大事に扱うことで浮き彫りになる何かがあるかもしれません。
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