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躁鬱(双極性障害)の人向け 障害をきっかけに伸びた能力とは

今回は、あくまで私がそう感じているという話です。「そんな人もいるんだな」くらいの感覚で読んでいただけたらと思います。

精神障害の人に限らず、障害の種類として身体障害、例えば視覚障害の方もいらっしゃいます。目が見えない代わりに、触覚や聴覚、臭覚などを研ぎ澄まし、障害をカバーして社会生活を送っている人も多くいらっしゃると思います。

では、双極性障害にとってのそれは何か?と考えた時、私の場合「事実を元に判断する能力」(決して高度なものではなく、自己管理に必要なレベル)です。

以前は「最近太ったような気がする」といった、曖昧な話し方をしていたように思いますが、体重は毎日見ているので、「先週より1キロ増えたので、間食を控えよう」など、人が聞いても筋が通るように、事実ベースで考えるようになりました。

その他、体についての情報は色々取れるアイテムを利用して、自分を客観的にみて行動を決めています。

  • 睡眠時間

  • 歩数

  • 運動量

など。それぞれのデータから改善点を探ります。睡眠時間は8〜9時間くらいですが、より良い睡眠のために15時以降にカフェインをとらない、スマホを寝室に持って行かないなど、決め事を守って生活しています。

歩数、運動量は数字として見ることで、動きすぎのラインを体感し、「無理をしない」といった言葉の曖昧さから脱することができます。

情報を集める際には、“うまくいってそうな人”の言うことを鵜呑みにせずに、自分の目指すスタイルに近く、経験、知識のある人の話を聞く。

双極性障害はⅠ型、Ⅱ型で症状は違うのだろうと思います。私はⅠ型で、症状が出てしまうと大変ですが、出ない期間は長いです。

ちなみに、20歳の頃に発病し、その時には診断されず、病識もないまま20数年後に再発しました。このことからも、症状がないからといって治ったりしない、と身をもって体験しました。

症状が多少出ても、休みながら何らかの活動をするスタイルなのか?
負荷を少なくし、余裕を持たせて発症を防ぐスタイルなのか?
希望する方向性により、選ぶものが変わってくると思います。

私は後者のスタイルです。なぜなら、これ以上、重めの症状に見舞われたら、家族への影響はもちろん、認知機能低下のリスクも考えるからです。

考える事が好きなので、自分らしい考えが出来なくなるのは嫌だな、と思います。この部分はQOLと言い換えられるのかもしれません。

私にとって、QOL=「人生の質」「生活の質」を支えるものの1つが、自分で考えられる事です。

認知機能低下のリスクを避けたいのなら、再発を防ぐ生活を送る。これについてはあれこれ考えず、「いいからやれ!」と自分に言い聞かせてやっています。

症状を安定させる為に、体の情報を数字で見たり、活動を数字で見るうちに、より客観的に自分の体の特徴を把握できるようになってきました。






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