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躁鬱(双極性障害)の人向け 「私はずっとこのままなんじゃないか」という焦りの静め方

発症してから回復する過程で、家にこもっている時、「私はずっとこのままなんじゃないか」という焦りがありました。

焦っていると、何をするかというと、調べます。ジャンルもあちこち飛びながら、心理学だったり、仕事だったり、良い方法はないかな?と探し、実際に良さそうなものを見つけたりもしますが、現実は“家にこもっている自分”がいるだけ。

“どこか”へ向かわなければならない気持ちと、一歩も踏み出していない現実、それで一層焦りが増してしまいます。

イメージで言うと、徒競走のスタートライン上を右に行ったり、左に行ったり、どこかいいポジションがあるんじゃないか?とずっと探している様な感じでしょうか。

焦りを静めるには、調べるのを止めるのが良い方法だと思います。

調べること自体が悪いのではなく、タイミングによっては悪影響ということです。

では、調べるのを止めてどうするのか?ですが、挨拶から始める、というのが私は良いと思います。

難しいことは脇に置いて、感じのよい挨拶をする、と決めたら毎回やるなど。

私も心がけていて、だいたい相手もニッコリ返してくれます。たかが挨拶ではなく、この時エネルギーと言ったらよいのかわかりませんが、確かに相手と“良い物”の交換があります。

空気や水、血液などあらゆるものに流れがあって、止まってしまうと澱む様に、心も循環して活気づける必要があります。

家族でも近所の人でも、声をかけたりしながら絶えず循環させたら良いと思います。

自分の心に何も入ってこないと、早晩エネルギー切れを起こしかねません。

「私はずっとこのままなんじゃないのか」という焦りは、このままの私が認められないほど大きくなります。

何にもできない私のまま挨拶を始めると、スタートラインから足が少し前に出ます。

感じの良い挨拶ができると、知らない人と話す場面における心理的なハードルが下がっています。ちゃんと進んでいくんですね。

よく「あなたのままでいい」とか「そのままでいい」など、耳触りの良い言葉がありますが、何かしら自分の外側の環境に働きかけないと、何も変わらないとは思います。

焦りを静めたいなら、一旦気になっていることを横に置いて、そんな小さなこと?と思ってしまうものをしっかりやってみると、案外心は落ち着いてくるように感じます。

読んでいただき、ありがとうございました。




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