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躁鬱(双極性障害)の人向け 疑う力が自分を助けるかもしれない

今回の記事は、躁でも鬱でもない安定した状態の人向けに書きます。症状があって辛い方はページを閉じて、ゆっくりしてください。充電が完了したら読みにきてくださいね。


双極性障害の鬱の症状では、だいたい頭の中が否定的な考えに支配されていると思います。

これはあくまでわたしの考え方ですが、鬱や躁の症状(病気)と心の課題(
自分に不利益となる物事の捉え方)は別物として捉えています。

これを一緒にしてしまうと、過去の育てられ方によって、ネガティブになり病気になったという結論にもなり得ますが、双極性障害は複数の要因が重なって発症するものです。

わたし自身過去に心理カウンセラー資格を取得しているので、いろいろな環境があることはわかっています。共感が必要な時もあると思います。でも、それだけでは自分で人生を前に進めることはできないのではないか、と感じています。

なにが必要なのか?


それは自分で考える力です。本当かな?と疑う力です。


わたしが鬱で寝込んでいる時には

  • この先の人生真っ暗だ

  • 子どもを育てられない

  • 友達と遊んだり、普通の関わりができない

  • パートナーといい関係に戻れない

など否定的な考えでいっぱいでした。でも、これらは「それは事実ですか?例外は一人もいませんか?」という質問をぶつけたら全て崩れてしまうような、根拠のない不安でしかありません。

カウンセラーの勉強をしていた時に、「悩むなら事実で悩んでください」と言われていました。発症している時には、そんな余裕がなかったのですが・・。

その不安に根拠がないことはわかったとして、次にどうするか?ですが、わたしは、実績のある人の情報を読みます。

例えば

双極性障害を持ちながら、気分の波にのまれることなく子育て出来ている人

人によって症状は違いますが、易怒性がある場合には、子どもとの距離の取り方など、工夫が必要かと思います。パートナーの理解を得て、子どもの利益が損なわれないような、具体的な方法を参考にします。

誰を先生にするかによって、自分の先の人生を左右する可能性があるので、“人気がある”“楽しそう”といった感情に流されないことも大切だと思います。

辛いときは、「〇〇ならば幸せになれる」といった考えに流されやすいです。人によって、健康、お金持ち、異性との出会いがある、かもしれません。

結果、簡単に手に入れる方法を調べ、騙されてしまう危険が高くなります。

辛いときこそ、「本当かな?」「根拠はあるか?」と考える必要があります。上の例で言えば、「健康でも不幸」「健康ではないけれど幸せ」「健康でなく不幸」というパターンも隠れています。

健康であるに越したことはないですが「健康ならば幸せになれる」と思い込むあまり、視野が狭くなってしまいます。

最初に、躁と鬱の症状と心の課題を別物として捉えていると書きました。双極性障害は脳の病気なので、治療のアプローチは必須です。その他には、生活のプラン、対処法などは持っておく必要があると思います。

心の課題(自分に不利益となる物事の捉え方をどうしていくか?)は、心理学を学べば解消できるか?といえば、出来るのかもしれません。ただ、とても時間がかかると思います。

わたしのパートナーが“ロジカルシンキング”が好きで、よく本を読んでいた関係で知ったのですが、事実をもとに根拠のある結論を導き出す方法は、双極性障害の人が感情や思い込みに流されずに、物事を捉えるのに役に立つと感じます。

また、自分の現在地(症状や状態)についても、事実ベースに客観的な視点を持てる可能性があります。

いつでも人の言うことを鵜呑みにせず、「それ本当かな?」「事実はどうだろう?」「根拠は?」と考えることから、自分の人生が進むのではないかと思います。











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