三条_9月活動報告
「まちにある本屋」として、三条市本町にて「SANJO PUBLISHING」という本屋を運営しているスタッフの一人です。
毎月1回、市への活動報告も兼ねて、三条市で活動している地域おこし協力隊としての活動を振り返りつつ文書を書かせてもらっています。
9月はコロナの感染状況拡大により、新潟県でも県内に「特別警報」が発動されました。今更ながら、改めて三条市の取り組みや現場で実際に活動している中での話をまとめてみれたらと思います。
※データや情報は9月に調べたもので、リンク先のデータは更新される事も考えられます。
新潟県での状況やそもそもの情報
新潟県でも9月3~16日まで「県独自の特別警報」が発令されました。
全国的に感染状況が拡大している中で「緊急事態宣言」とはどう違うのか。また、「独自」または「特別警報」というのが他の県とどう違うのか気になったので、少し調べてみました。
ざっくり言えば、新潟県ではまずは飲食店を中心とした夜20時以降の営業をしている店舗への営業時間の短縮協力要請がベースとなっているようです。他県でも、「緊急事態宣言」からすぐに解除するのではなく、「特別警報」として感染の状況に応じて地域ごとに限定的にされ、段階的に緩和される際に使われる事もあるようです。
○福井県(段階的に緩和している例)/熊本県(まん延防止重点措置での注意項目がデータとともにまとまっている)
「緊急事態宣言」の状況下になると「混雑した場所への外出/移動の半減を呼びかけ」「商業施設への時短要請」「学校(大学)でのオンライン授業の徹底」など、より様々なシーンでの行動に制限がかかるようなイメージだと思います。
あらかじめ、感染状況もⅠ〜Ⅳに分類されており、
「緊急事態宣言」は「ステージⅣ」、都内などで適応された「まん延防止等重点措置(通称:まん防)」は「ステージⅢ」をそれぞれ想定されているようなので、今回の新潟での発令はその「ステージⅢの少し手前」といった感じになるのかなぁと思いました。
今回のように県全域での対応は初となる為、現段階では一番制限の掛かるのが早かった新潟市や長岡市でも、百貨店などへの入場制限や大学での完全オンライン化などはまだ見受けられなかったからです。
補償や対応も県毎で様々違いはあるものの、大きくは違わないように思えました。
(もちろん状況やスピードによって、違いがある点もいくつかあるようですが。)
実際に今どの県でどのような状況、「緊急事態宣言」または「まん延防止重点措置」などなど。検索すると色々と出てくるのですが、「Yahoo!」で「緊急事態宣言」などのワードを検索すると、現時点での情報が簡易的にではあるがすぐにわかるようになっています。
○ Yahoo!_「緊急事態宣言」と検索してみると↓
三条市で。 現場で実際にコロナと向き合ってみて。
現場という程、医療や行政の立場ではないので、あくまでも一市民であったり「ものづくり」が盛んな町で地域おこし協力隊としてコロナについて考えてみました。
三条市では先月、現市長である滝沢市長もワクチン接種を受けたとTwitterで報告されていましたが、ようやく65歳以下でも順番に受けれるようになりました。
さらに8月には12〜15歳の子供達にも接種クーポンが発送され、接種に関しても地元の医師会などが協力して実施していけるよう検討や調整がされているようです。
○三条市_新型コロナワクチン接種
・SANJO PUBLISHINGでの話
まちなかの商店街にお店を構えるSANJO PUBLISHINGですが、近くには新潟でも屈指の飲み屋街「本寺小路」もあります。(個人的には新宿三丁目や吉祥寺の飲屋街を思い出します。笑)
近くのバーや飲食の方々も、本を買いにやコーヒーを飲みに来ていただいたりすることもあり、少し話を聞かせてもらう事がしばしばあるのですが。
「お店を開けていても、小さな街だから人出は少なくなってるよねぇ…」とか
「前回も協力したし、今回も期間中は閉めようと思っているよ。」
「9月前半のイベントはとりあえず全部中止で、、」などなど
個人的に、コロナが「新型インフルエンザ」として認知され始めた2年前前後は、まだ都内で仕事をしていた頃でもあり、あっという間に北海道や大阪などにも広がり都内の飲食店でもテイクアウトの対応や来店する方々の変化についていくのがやっとのような記憶があります。
急にそれまで当たり前だった「接客する」という事が、全くもってお客さんの為にはならず、むしろ「飲食業だけが…」などと言われる事もあり、何度も「なぜ飲食を続けるのか」を問われているような気がしていました。
それは、何も都内だからでもなく、新潟に戻ってきてからも。そして三条市で「本屋」を始めてからもあまり変わっていないような気がします。
「お酒がなければ大丈夫なのよ」
なんて言葉をお店で聞く事が最近あり、「そうじゃないんだけどなぁ…」と、自分周りですら認識のズレがあることが常の営業をしながら気になっています。
ただの本屋ではあるのですが、「夜喫茶」題して普段は仕事をしていてこれない方や、本に触れる機会を別の形で作れないかと試行錯誤し始めていたので、改めて地方だけではない「場づくり」の大変さを感じる事もあります。
それでも「まちの本屋」として「まちの喫茶店」として、一冊の本や一杯のコーヒーがまちの誰かの…
いや、オープンして半年が経ち、「あの人が読んでくれたらいいなぁ」とか「こんなメニューだったら食べられるかなぁ」と少しずつ「人」の顔が思い浮かぶようになってきたから余計になのかもしれません。
「これから」を考える事
と、今更ながら「緊急事態宣言」と「特別警報」の違いも明確でなかったところから、徒然と考えなどを書いてしまい、少し暗いような難しいような話を書いてしまいました。
三条市は全国でも2番目に「地域おこし協力隊」のメンバーが多い地域のようです。(1番は北海道の東川町)※令和2年度のデータです。
そんな地域でもあるので、近くのメンバーや少し離れた山間部の方が時たま顔を出してくれる事もあるのですが、最近では中々難しい面もあります。。
現場で実際に事業をやること。まちの需要に寄り添うこと。様々な局面で、今までとは違う交流を作っていかなければなのだと思っています。
それぞれの「まち」の色々な「これから」をつくることができればと思いつつ、そして現場で頑張っている協力隊の方への参考にもなればと少し情報や思いをまとめてみました。
よろしければ本屋のnote.もありますので、ぜひご覧ください。
三条市地域おこし協力隊/SANJO PUBLISHING 喫茶担当
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